芸能

ガチャピンとムックがいつのまにか「声変わり」していた事情

『ひらけ!ポンキッキ』は放送開始から40周年を迎えた、日本における子ども番組の金字塔とでも言うべき番組。現在はBSフジにて、『beポンキッキーズ』と番組名を変更して放送中、もちろんポンキッキをスタート当初から支えるガチャピン(5歳=恐竜のこども)とムック(5歳=雪男のこども)も健在である。その2人(匹)が、8月5日放送の『バイキング』で、告知のために出演したのだが、この放送を見た視聴者から驚きの声が挙がっている。

「久々にガチャピンとムックの声を聴いたんですけど、どちらも声質が違うんです。ガチャピンは以前のようなクリアで明るい声ではなくて、少しトーンが下がって落ち着いた感じ。ムックは、もっとアダルトな声になっている。どちらも以前の雰囲気と似ている声なんですけど、よく聞くと明らかに違う。親しみ慣れた声でしたから、すぐわかりました」

 人気キャラクターの声優交代と言えば、本来なら2005年のドラえもんのように大々的に打ち出したほうが、注目度が集まるというもの。しかし、この交代劇には一切のアナウンスがない。なにゆえ、こんなにひっそりと声優交代を行う必要があったのだろうか? テレビ局関係者は語る。

「実は今年の4月にはすでに交代していました。長年、ガチャピンの声は雨宮玖二子さんが務め、ムックの声は松田重治さんが務めてきました。お二方とも60歳近いので、そろそろ年齢的にも交代したほうがいいんじゃないかという声は挙がっていたと聞きます。とは言え、親しまれてきた声を変えることに抵抗があったんでしょうね。

 ドラえもんのような大胆なチェンジはできず、似た雰囲気の人を起用することでうまくオブラートに包もうとしたのでしょうが、地上波の『バイキング』出演でもろにバレてしまった(笑)。どうせ世間に知れ渡るにしても、DVD発売時に声が変わったことを公表するなど、もっと伝え方があったと思うだけにもったいない気がします。現在は声優に関しては非公表。いっそのことオーディションなどしたほうが盛り上がると思いますけどね」

 長年地上波から遠ざかっているとはいえ、親しまれてきたキャラクターだけにすぐに“声変わり”に気が付かれてしまったのは誤算だったのか。それだけ今もガチャピンとムックの存在は、いまでは大人になった当時の『ひらけ!ポンキッキ』世代にも影響力があるということだろう。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン