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日本株が世界の株高潮流に追いつくタイミングを専門家が解説

 日本株の絶好の仕込み場が近づいている。消費増税に伴う景気悪化で、逆にさらなる日銀の金融緩和への期待が高まり、円安・株高への足音が聞こえ始めてきたのだ。そうした市場環境の変化をいち早く享受すべく、9月1日に発売された『マネーポスト』最新号では、「決定版! これから上がる株 厳選60」と題して、今が買いの「大本命銘柄」を一挙公開している。

 史上最高値更新を続ける米国株を筆頭に世界的な株高が進むなか、本来なら連れ高となっておかしくないはずの日本株は、底堅く推移しているものの、絶好調とは言い難い展開が続いている。その要因のひとつが、中東やウクライナ情勢の緊迫化だ。グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が解説する。

「地政学的リスクの高まりを受けて、海外投資家はより安全性の高い資産として、米国債など先進国の債券に資金を集中させました。そのため一時的に米国の金利が下がって日米金利差も縮小。為替も円安に進みにくい環境にあったのです」

 日本株が高騰するためには、円安進行が必須。そのタイミングはいつか。

「米国はテーパリング(金融緩和縮小)を進めており、10月にも終了すると見られている。早ければ来年前半にも見込まれる米利上げを見越して、今年末までには1ドル=110円台の円安が予想されます」(同前)

 そうなれば、日本株もようやく世界の株高潮流に追いつくに違いない。そうした中で、大化けが期待できる株はどこにあるのか。

『マネーポスト』では、カブ知恵代表・藤井英敏氏と前出・戸松氏が、今が買いの「大本命銘柄」最強ランキングを厳選。ロボット、燃料電池、3Dプリンタなど、世界レベルで成長性の高い分野や、介護、人材、公共投資、スマホゲームなど、日本国内での需要がまだまだ見込める分野から、隠れたお宝銘柄を一挙公開。年内株価5倍の爆騰すら見込める「超大化け株」も紹介している。

※週刊ポスト2014年9月12日号

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