スポーツ

ゴルフのパット 理想的なフォームとパター選びのポイントは

 ゴルフにおいては、300ヤード飛ばそうが30センチのパットだろうが、どちらも1打は1打。だが、とりわけアマチュアは、どうしても飛ばすことに目が行きがちだ。パターに関しては「転がすだけ」と、ロクに知識もないままコースに出ている人もいるのでは? 今さら聞けない「パターの疑問」にお答えしよう。

Q1:理想のフォームとは?

A1:パターはゴルフで唯一フォームが決まっていない。興味深いのがミシェル・ウィーのフォーム。腰をほぼ直角に曲げ、上半身を前に大きく倒す独特なフォームだ。この理由はグリーンに目線を近づけ、かつスイングプレーンをグリーン面に対して垂直に保つため。今年、このフォームを取り入れて4 年ぶりに優勝した。

Q2:グリップは太い方が良い?

A2:最近はパターのグリップを極端に太くする人も多い。太くなると手首を使いにくくなって肩でストロークするため、フェース開閉の動きが極力抑えられ、方向性もよくなる。ただし、グリップ部分が重くなってヘッドが軽く感じ、距離感を合わせにくいという欠点も。その場合はヘッドとの重量バランスを見直す必要がある。

Q3:長尺と短尺はどちらが良い?

A3:シャフトの長さはパッティングの精度を高める重要な要素だ。ボールが利き目の真下に来るのが適正なアドレス。パターが短いと目より手前に、長いと目より先にボールが来るため、引っ掛けやプッシュアウトになりやすい。1 インチ刻みで最適な長さを見つけるのが重要だ。ちなみに長尺は2016年1月から事実上“使用禁止”になる(シャフトを体に固定しなければOK)。

Q4:重い、軽いでどう変わる?

A4:平均的なパターの重さは530グラム。重さがあればボール初速が上がってよく転がり、速いグリーンや下りラインで威力を発揮するが、重いグリーンでは距離感を合わせにくくなる。逆に軽いパターは速いグリーンでは距離感を合わせるのが難しく、重いグリーンでは距離感を定めやすいとされる。

※週刊ポスト2014年9月12日号

関連キーワード

トピックス

復興状況を視察されるため、石川県をご訪問(2025年5月18日、撮影/JMPA)
《初の被災地ご訪問》天皇皇后両陛下を見て育った愛子さまが受け継がれた「被災地に心を寄せ続ける」  上皇ご夫妻から続く“膝をつきながら励ます姿”
NEWSポストセブン
子役としても活躍する長男・崇徳くんとの2ショット(事務所提供)
《山田まりやが明かした別居の真相》「紙切れの契約に縛られず、もっと自由でいられるようになるべき」40代で決断した“円満別居”、始めた「シングルマザー支援事業」
NEWSポストセブン
武蔵野陵を参拝された佳子さま(2025年5月、東京・八王子市。撮影/JMPA)
《ブラジルご訪問を前に》佳子さまが武蔵野陵をグレードレスでご参拝 「旅立ち」や「節目」に寄り添ってきた一着をお召しに 
NEWSポストセブン
前田健太と早穂夫人(共同通信社)
《私は帰国することになりました》前田健太投手が米国残留を決断…別居中の元女子アナ妻がインスタで明かしていた「夫婦関係」
NEWSポストセブン
オンラインカジノの件で書類送検されたオコエ瑠偉(左/時事通信フォト)と増田大輝
《巨人オンラインカジノ問題》オコエ瑠偉は二軍転落で増田大輝は一軍帯同…巨人OB広岡達朗氏は憤り「厳しい処分にしてもらいたかった。チーム事情など関係ない」
週刊ポスト
1990年代にグラビアアイドルとしてデビューし、タレント・山田まりや(事務所提供)
《山田まりやが明かした夫との別居》「息子のために、パパとママがお互い前向きでいられるように…」模索し続ける「新しい家族の形」
NEWSポストセブン
新体操「フェアリージャパン」に何があったのか(時事通信フォト)
《代表選手によるボイコット騒動の真相》新体操「フェアリージャパン」強化本部長がパワハラ指導で厳重注意 男性トレーナーによるセクハラ疑惑も
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
「週刊ポスト」本日発売! 自民激震!太田房江・参院副幹事長の重大疑惑ほか
NEWSポストセブン