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『冬のソナタ』歌手Ryu 韓国で日本の良さ理解されず苛立ちも

 あのイントロが流れると、韓流ファンなら誰でも心をギュッと掴まれる。ドラマ『冬のソナタ』の主題歌『最初から今まで』の大ヒットから10年。あの名曲を自ら手がけ、歌った歌手・Ryu(40才)が“努力して肩の力を抜いて作った”という最新アルバム『静かに恋をして』が話題になっている。

「10周年だし、本当に久しぶりのアルバムなので、最初は必要以上に緊張感を持っていました。でも、うまくやりたいという気持ちを少し抑えて、山でいえば、富士山ではなく、近所にある小山。景色でいえば、絶景じゃなくて自分の心が豊かになれる風景を目指して、落ち着いて曲を書いたんです。だから、熱唱はあえて封印して、素直な感じで歌っています」(Ryu・以下「」内同)

 日本で大ブレークして、その年の日本レコード大賞やNHK紅白歌合戦にも出演した。その後、K-POPが全盛期を迎えたものの、日韓関係の悪化による韓流ブームの低迷など、彼にとって、この10年がどれだけ慌ただしいものだったのかは容易に想像できる。あまりにも振り幅の大きいこの10年間で見えてきたものは何だったのか。

「ぼくの人生にとって、本当に激動の10年でした。でもこの10年、実は何も変わってないような気がするんです。やっぱり政治的に微妙な時期には、韓国に帰ると『大丈夫?』って心配されましたし、日本では、そういう時期は、ファンのかたが申し訳ないという表情でいるような気がしたこともありました。でも、ぼくたちはゆったり音楽を聴きながら、食べ物の話をしたりして、仲よく生きていきましょうねって、ファンのかたたちには言ってきたんです。

 こんなに素敵な日本人がいっぱいいるのに、韓国ではなかなかわかってもらえず、同じニュースでも言葉のニュアンスで変わってしまうこともありました。昔はそういうことにすごくイライラしましたが、どんなことがあっても、自分ができることを少しずつやっていければいいのかもって、思うようになったんです」

※女性セブン2014年11月6日号

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