ビジネス

なか卯の「呑み卯」 老舗居酒屋と比べて遜色ないとの評価も

「呑み卯」の料理とビールに舌鼓を打つ倉本康子さん

 外食チェーンでの「ちょい飲み」がブームとなっているが、店内は明るく清潔で、居酒屋よりも健康的な印象のある外食店での「ちょい飲み」は女性客の心も掴んでいる。

 酒好きの女性が酒場を訪ね歩く人気番組『おんな酒場放浪記』(土曜日23時~、BS-TBS)に出演中のモデル・倉本康子さんが、「なか卯」が展開する居酒屋スペース「呑み卯」を訪れ、その魅力を語った。

 丼ものと京風うどんの「なか卯」神田神保町店では、今年8月から17時以降に店舗の2階を「呑み卯」として営業している。今後こうした店舗を増やしていくという。

 同店2階の壁には「生ビール(300円)」「牛すじ煮込み(300円)」といったメニューが貼り出されている。人気の「ちょい呑みセット(1000円)」は生ビールの中ジョッキに牛すじ煮込み、先付け3点セット、フライドポテト、小鉢という組み合わせだ。

「これはお得ですね!」

 酒好きを公言し、BS番組で数々の酒場を訪ね歩いてきた倉本さんも歓喜の声を上げる。牛すじ煮込みを一口食べてこう語った。

「煮込みが看板メニューの老舗居酒屋によく行きますけど、そういったお店と比べても遜色ない味です」

 晩酌は欠かさない倉本さんのスタイルは外食チェーンでの「ちょい飲み」にもマッチする。

「仕事柄、夜遅くにしか飲みに行く時間がない日が多いです。一人での『ちょい飲み』は自分のペースで飲んで帰れるところがいいですね。

 一口ビールを飲むと心が完全にオフモードになります。やっぱり1杯は飲まないと一日が終わらないですよね! 呑み卯の生は発泡酒ではなくビールなのが素晴らしいです。まぁ、3杯目くらいからは違いが分からなくなりますけど(笑い)」

 取材中、「明日は4時起きだからあんまり飲めない……」と残念そうだった倉本さんは、「ちょい呑みセット」を完食して帰路についた。前後の予定に合わせて酒量や滞在時間を柔軟に変えられるところも、こうした店舗の魅力なのだ。

◆倉本康子(くらもと・やすこ):1974年東京都生まれ。ファッションモデル、インテリアモデルとして活躍。新著『40歳、進化する私のスタイル』(宝島社刊)、『「オシャレ」はクローゼットから!85のルール』(幻冬舎刊)が話題となっている。

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2014年11月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン