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日本の女性受刑者数は約5千人 罪状での収容先の分類はない

 現在、日本には77の刑事施設(刑務所・少年刑務所・拘置所)があり、収容されている人の数は男性が約6万人、女性は約5000人だ。

 女性受刑者は、札幌、福島、栃木、笠松(岐阜県)、加古川(兵庫県)、和歌山、岩国(山口県)、美祢(山口県)、西条(愛媛県)、麓(佐賀県)にある10の刑務所に服役している。

 罪状は傷害、窃盗、覚せい剤とさまざまだが、刑期や初犯か再犯かなど犯罪傾向の進度などで収容先が分類される男性受刑者とは異なり、女性の場合にはその区別がない。地域性が優先されるため、ひとつの刑務所の中で軽い罪の人と重い罪を犯した人が同じ時間を過ごしている。

 自らの罪を悔いて更生を図る人、1度ではなく2度、3度と刑務所に戻ってきてしまう人、ストレスから周囲とのトラブルが絶えない人、塀の中にいる女性は決してひとくくりにはできない。

 女子刑務所── 一生縁がない場所でありたいそこでは、窃盗や覚せい剤に手を染めた女性や人を殺めてしまった女性たちが贖罪の日々を送っている。

※女性セブン2014年12月4日号

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