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松本幸四郎が「もうドンペリは飲まない」と憤慨した理由とは?

「レストランは感動する最高の場でありたい」──こんな合い言葉の下、1984年に東京・銀座でオープンし、高倉健さん(享年83)、ビートたけし(67才)、鈴木京香(46才)ら、芸能界の大物も足繁く通うレストラン『ペリニィヨン』。30年続くこのレストランをこよなく愛しているのが松本幸四郎(72才)だ。

「幸四郎さんは長年通う“超”が付く常連さんで、松本家の節目、節目には必ずこのレストランを利用されています」(幸四郎の知人)

 娘・松たか子(37才)が16才年上のギタリストで夫の佐橋佳幸(53才)を父に紹介したのもこの店。また2014年8月、幸四郎の誕生日もここで祝い、松はその日、待望の第一子の妊娠を報告。幸四郎は「今年はわが家にめでたいことが重なった」と上機嫌だったという。

 そんな一家にとって大切なお店なのだが、その“店名”をめぐって思わぬトラブルが起こっていた。『ペリニィヨン』という店名にイチャモンを付けてきたのが、高級シャンパン『ドン・ペリニヨン』で有名なフランス『モエ・エ・シャンドン社』だった。

「2013年末に『モエ社』から“ペリニィヨンという名前で店を営業するな”といったクレームが入ったそうです。しかし、『ペリニィヨン』側としても30年、この名前で営業しているわけですから、簡単に“はい。わかりました”となるわけはなく、『ペリニィヨン』側はフランスまで直談判に行ったみたいなんです」(同レストラン関係者)

 そんなトラブルを耳にして激怒したのが幸四郎だった。

「幸四郎さんは“もうドンペリは飲まない”なんて憤っていました。そして『ペリニィヨン』側がフランスに行く際に、“日本でいちばん、この店を愛している私の扇子を『モエ社』の社長に渡してくれ!”と託したと聞いています。なぜ扇子かはわからないんですけど…(苦笑)」(前出・レストラン関係者)

 その扇子のお陰か、両社は双方歩み寄りをみせ、なんとか円満解決の運びとなった。

「『ペリニィヨン』は『ドン・ピエール』と店名を変えてリニューアルしました。代わりに『モエ社』側はレストラン側に異例の感謝状を贈ったそうです」(前出・レストラン関係者)

 同店に、今回の件について話を聞いた。

「それは間違いありません。幸四郎さんは私どもと同じように憤り、悲しんでくださったんだと思います。しかし、ウチといたしましても、これからも(モエ社と)良い関係が築ければということで(名称変更を)了承しました」

 名前は変わっても、松や幸四郎が愛する、店のスピリットが変わることはない。

※女性セブン2015年1月8・15日号

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