国内

櫻井よしこ氏 首相の靖国参拝正常に戻すのが日本を勁くする

 戦後70年の節目の年となる2015年、中国と韓国は国際社会の中で日本への攻勢をさらに強めてくることが予想される。それに日本はどう臨むべきか、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が提言する。

 * * *
 中韓の仕掛けてくる歴史認識批判だけでなく、それに追随する朝日新聞をはじめとするリベラルなメディアのまやかしに心を動かされることなく、それを正面から受けとめ論破する気持ちを持ちたいものです。

 本当に恐ろしいのは、中国や韓国の歴史宣伝に惑わされて精神的に屈することです。日本人としての誇りを失うことが、日本国と日本人の平和と安全を危うくすることにつながると思います。

 安倍晋三首相が、静かに、しかし堂々と靖国神社を参拝し、そのことを国民も靖国問題を深く考える契機としてほしいと思います。

 参拝の時期は、8月15日でなくても一向にかまわないと思います。むしろ神道にとって大切な春と秋の例大祭(靖国神社では4月21~23日、10月17~20日に執り行われる)に参拝するほうが適切かもしれません。

 思えばA級戦犯の合祀は1978年秋の例大祭の直前に行われ、新聞に報じられたのは1979年春でした。

 時の大平正芳首相は1979年の春と秋、1980年の春にも靖国神社を参拝しましたが、中国や韓国の批判は一切ありませんでした。それどころか、1979年12月の中国訪問では中国側から大歓迎を受けました。

 敬虔なクリスチャンである大平首相が例大祭に靖国神社を参拝したのは、靖国神社が宗教の枠を超えた大切な慰霊の場であり、参拝は日本の首相にとして当然の責務であると認識していたからでしょう。

 その頃のように首相の靖国参拝を正常な状態に戻すことが、日本人が日本人らしさを取り戻し、日本を勁(つよ)くする第一歩だと思います。

 安倍首相が今年、その大切な一歩を踏み出してくれることを大いに期待しています。

※SAPIO2015年2月号

トピックス

優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
“アンチ”岩田さんが語る「大谷選手の最大の魅力」とは(Xより)
《“大谷翔平アンチ”が振り返る今シーズン》「日本人投手には贔屓しろよ!と…」“HR数×1kmマラソン”岩田ゆうたさん、合計2113km走覇で決断した「とんでもない新ルール」
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン