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最新炊飯器の開発者 原点回帰で釜炊き修業し「釜仙人」に

おいしいごはんと“羽釜”へのこだわりが凝縮された内釜


「今回の東芝の最新炊飯器は、内釜にはかまどで実際に使われる“羽釜”の形を、炊き方にはかまど炊きと同じような炊き方を実現しました。このかまどで炊いたごはんと、最新機種で炊いたごはんをぜひ食べ比べてください」と解説してくれたのは、家電商品企画部・調理機器グループ長で、日本各地の“かまど炊き名人”の指南を受け「釜仙人」の称号を得た守道信昭さん。最先端の炊飯を追求する中で、原点回帰・温故知新を実践するべく、“かまど炊き修業”をしたという。

「この最新機種で特に注力したのが炊飯器の内釜です。かまど炊きのおいしさのポイントはいくつかありますが、かまど用の羽釜ならではの高さとすぼまり、平らな羽根、釜底の丸みによって、大火力による連続加熱・連続沸騰を実現。ごはんの旨みとなる“おねば”をたっぷり引き出し、ごはんの甘みを約10%アップすることに成功しました」(守道さん)

 確かに「備長炭かまど本羽釜」の内釜を手に取ると、かまどの羽釜にそっくり。対流を起こす丸み、熱を閉じ込める羽根、強い沸騰を継続できる上部のスペース、さらにずっしりとした質感まで再現されている。では、味の再現はどうなのだろうか?

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