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最新炊飯器の開発者 原点回帰で釜炊き修業し「釜仙人」に

「備長炭かまど本羽釜」で炊いたごはんと“釜仙人”の守道さん


 どちらで炊いたものかわからないように盛り付けられた、かまど炊きのごはんと「備長炭かまど本羽釜」で炊いたごはんを試食。まず見た目はどちらもふっくらとつややかで、一口ほおばると旨みと甘みがたっぷりで極上の味わいだ。かまど炊きがどちらか当てて欲しいと促されたが、甲乙つけがたい記者は、なんとハズレ。しかし、炊きたてでは優劣のつかなかった双方のごはんを冷めた状態で比較してみると、「備長炭かまど本羽釜」のごはんは、もっちりとした食感を保っているのが印象的だった。

「当社が実施してきたアンケートデータによると、お子さんが小さい時には多機能、育ち盛りの高校生になったら大容量、ひとり暮らしを始めたら小容量、ゆとりができたら高機能の上位機種へ……というように、ライフスタイルが変わるたびに炊飯器を見直す方が多いようです。また“がんばっている自分へのごほうびに、ごはんはおいしいものを!”と、おいしいごはんへのこだわりは、男性の方が強い傾向もあるようです」(守道さん)

 ここまで炊飯器の選択肢が多様化してくると、消費者としては「どうやったら、賢く選べるのか?」も気になるポイントだが、前出・家電コーディネーターの戸井田さんは、こうアドバイスする。

「炊飯器の進化は著しく、どのメーカーのものも以前に比べるととてもおいしく炊けるようになってきています。冷めてもおいしくなったこともポイントで、お弁当などでその差が実感できます。ただ、各メーカーによっておいしさの目標や技術が違うので、好みに合ったものを見つけられるといいでしょう。

 失敗しないためには、試食して買うことがベスト。大型量販店なら週末には試食を実施していることが多いですし、各メーカーの味の特性は踏襲されている場合が多いので、自宅の炊飯器で炊いたごはんを友人と持ち寄って、試食会をするのもオススメ。また、悩んだ時には、実家の炊飯器と同じメーカーを選ぶのも手ですね」

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