芸能

34才になった田中麗奈 「駆け抜けた20代は心が少年だった」

今年1月期、同時に2本の連ドラに主演中の田中麗奈

 1998年、映画『がんばっていきまっしょい』で銀幕デビューして以来、17年間でさまざまな映画やドラマに出演してきた田中麗奈(34才)。一歩一歩着実に成長してきた彼女は、今年1月期には同時に2本の連続ドラマに主演するなど、押しも押されもせぬ女優となった。肩の力の抜けたオトナの女優へと脱皮して、まあるくなった彼女に密着した。

 密着初日、記者の胸元に馬蹄形のペンダントを見つけた途端、表情を輝かせた女優の田中麗奈。

「私も最近、買いました! 幸せをためるモチーフだと知って、“ためたいな!”って(笑い)」

 デビュー当時、高校生だった彼女は、ふわりと肩の力が抜けた大人の女性に成長していた。

「柔らかくなったね、とはいわれますね。20代の頃は、とにかく自分を追いたてていたんです。殺陣や着付け、語学などいくつもお稽古をしたり、必死に自分磨きをして。疲れたな、とかそんな人間として当然の感情さえ、仕事をする上では感じてはいけないと思っていました。でも、やっぱりそれじゃあ疲れちゃうんですよね。30才の頃にそれを手放したら、ありのままの私をいたわれるようになったんです」

 自分と向き合うことで、女性であることを強く意識するようになった。

「女性ならではの感覚や楽しみを大切にしていきたい。無我夢中に駆け抜けた20代は、心が少年だったんだと思います。これまではフリフリのお洋服にまったく興味がなかったのに、今は妙にかわいく思えてしまって。以前はパンツも穿くことが多かったですが、最近は取り戻すようにスカートを穿いて、女性らしい色を選んで。今までもったいなかったな、と思っている34才の田中です(笑い)」

撮影■江森康之

※女性セブン2015年2月19日号

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