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福井教え子殺人事件 毎晩現場に謎の軽自動車が停まっていた

 例年、この季節は1m超の積雪を記録する福井県勝山市。市内を横断する浄土寺川の中流では、3か月ほど前から、降り積もる雪に紛れて、ある光景が目撃されていた。

「川にかかる『一本橋』という橋があるんですが、夜10時過ぎくらいから、この橋の手前に、1台の軽自動車が毎日のように停まるようになったんです。この辺りは日が暮れたら人通りもなくなるし、なんでいつもこんな所で路駐してるんだろうって…。2月の上旬頃かな、通りすがりにふと車の中を見てみたら、若い女性と、40代くらいの男性がいたんですよ。ずいぶん密着していたんで、慌てて見て見ぬふりをしたんですけどね…」(地元住民)

 そのわずか1か月後、同じ場所で殺人事件が起きた。3月14日、教え子の菅原みわさん(享年25)を殺害した容疑で、福井大学大学院の准教授、前園泰徳容疑者(42才)が逮捕された。

 12日の早朝、一本橋の手前に停められた菅原さんの車内で、前園容疑者が彼女を絞殺したものとみられている。

「当初、前園容疑者は“彼女の車が雪で動かなくなったので、自宅から徒歩で助けに行った”と警察に説明していたんです。でも、当日朝は30cmの積雪だったにもかかわらず、彼はスリッパしか履いてなかった。説明には不審な点が多く、捜査を進めると死因が頸部圧迫による窒息死であることもわかりました。それで、前園容疑者に事情を聞いたところ、犯行を認めたんだそうです」(全国紙記者)

 現在、前園容疑者は警察の取り調べに対し、「彼女は死にたがっていた。殺してほしいと言われた」と供述しているというが、真相は明らかになっていない。

※女性セブン2015年4月2日号

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