国内

新しくなった女川駅 近未来的で斬新なデザインで温泉施設も

近未来的で斬新な女川駅の駅舎。中に温泉施設も

 震災から4年が経ち、被災地の宮城県石巻市も復興に向けて進んでいる。3月21日にはJR石巻線が全線開通したが、その当日、石巻市出身のコラムニスト・木村和久さんは、女川町に行き、新しくなった女川駅をその目で確認していた。木村さんがレポートする。

 * * *
 新しくオープンした女川駅の駅舎ですが、デザインが近未来的で斬新です。設計は建築家の坂茂さん。なんでも、うみねこの羽ばたく姿をイメージして作ったとか。だから屋根の部分が白くて、羽みたいなんですね。

 左右対称で地上3階の建物は、ローカル線の駅にしては大きめです。実は「女川温泉ゆぽっぽ」という、温浴施設が中に入っています。これは以前から、駅の近くにあった施設を駅舎の中に入れて、町民の憩いの場にしようというプランです。

 ゆぽっぽの内装や壁画は日本画家の千住博さんが担当。町民の皆さんが描いたデザイン画を樹木の葉や花のデザインに取り込み、見事なタイルアート作品に仕上げてくれました。館内のベンチは、なんと段ボール製、これ紙なの? と思うくらい頑丈できれいです。それは坂茂さんのアイディアで、「人間にも環境にも優しく」をコンセプトにしたからです。

 女川駅は線路が1本、ホームも1つ、切符の自動販売機も1つしかない、小さな駅ですが、駅舎はほんと立派です。それは女川町の復興のシンボルとして位置づけられ、町民の願いが込められているからだと思います。

 3階の展望フロアから周囲を見回すと360度、何もない空き地が荒涼と広がります。女川町の復興の第一歩が、まさしくこの女川駅舎なのです。

※女性セブン2015年5月14・21日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

肺がんのため亡くなったフリーアナウンサーの久米宏さん(時事通信フォト)
【追悼】久米宏さん 本誌だけに綴っていた「完全禁煙」と「筑紫哲也さんとの“再会”」
NEWSポストセブン
再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)
《“日本中を騒がせた”ラブホ問題から復活》小川晶前橋市長、説明に「納得してない」人が52%だったにもかかわらず再選できたのはなぜか?臨床心理士「美化され…」
NEWSポストセブン
モデルやレースクイーンとして活動する瀬名ひなのさん(Xより)
《下半身をズームで“どアップ”》「バレないように隣のブースから…」レースクイーン・瀬名ひなのが明かした卑劣な”マナー違反撮影“、SNSの誹謗中傷に「『コンパニオンいらない』は暴論」
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《鎖骨をあらわに予告》金髪美女インフルエンサーが“12時間で1000人以上と関係”の自己ベスト更新に挑戦か、「私が控えめにするべき時ではありません」と“お騒がせ活動”に意欲
NEWSポストセブン
美貌と強硬姿勢で知られるノーム氏は、トランプ大統領に登用された「MAGAビューティ」の一人として知られる(写真/Getty Images)
〈タイトスーツに身を包む美貌の長官〉米・ミネアポリスで移民当局が女性射殺 責任者のクリスティ・ノーム国土安全保障長官をめぐる“評価”「美しさと支配の象徴」
NEWSポストセブン
再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)
《ラブホ通い詰め問題》「1日100人に謝罪&挨拶」「ポエティックなインスタ投稿」で小川晶氏が前橋市長に返り咲き、支援者は「皮肉だけど、山本一太さんに感謝状を渡したい(笑)」
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
《クスリ漬けか…との声も》ギャル系美女が映っていた“異様な監視カメラ映像”とは》「薬物を過剰摂取し、足も不自由で、死んでしまう…」中国インフルエンサー(20)の住居の管理人が証言
NEWSポストセブン
高木美帆(Getty Images)
【ミラノ・コルティナ冬季五輪】荻原次晴さんが解説 「五輪の魔物」に打ち勝てる連続メダル候補の選手たち 高木美帆、渡部暁斗、平野歩夢、小林陵侑、高梨沙羅ら
週刊ポスト
中国人インフルエンサーがカンボジアの路上で変わり果てた姿で発見された(TikTokより)
「クスリを支配の道具に」「行為中に使う客層も…」変わり果てた中国人美女インフルエンサーが保護されたシアヌークビル、専門家が語る現地アングラ界隈のリアル
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
〈自慢のロングヘアがボサボサに…〉中国美女インフルエンサー(20)、精神に異常をきたして路上生活…母親が電話で抱いた疑念「話し方を指示されているのでは」【高給求めてカンボジアに渡航も】
NEWSポストセブン
秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《不敬どころの騒ぎじゃない》秋篠宮家・佳子さまも被害に…AIを用いた性的画像の被害が世界的問題に 専門家が指摘「男女問わず人権侵害」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《もう家族でハワイに行けない…》“1.5億円の脱税疑惑”の宮崎麗果、“ESTA取得困難”で恒例の「セレブ旅行」は断念か SNSで「深い反省」示す
NEWSポストセブン