国内

取り締まり強化の自転車ルール 歩行者へのベル鳴らしは違反

「人が少ないからちょっとくらいスピードを出しても大丈夫」、「車道を走るのは危ないから歩道を走ってもいいんじゃないの?」――これまで、自転車ドライバーの多くはそんな考えを持っていたかもしれない。

 しかし、6月1日からはそんな“暗黙のルール”が通らなくなった。自転車活用推進研究会・事務局長の内海潤さんが言う。

「今年1月に閣議決定された改正道路交通法がこの6月1日に施行されました。14項目に該当する危険行為を行い、3年間で2回摘発されると、公安委員会の『自転車運転者講習』(1回3時間、受講料5700円)を受講しなければなりません。受講しない場合、5万円以下の罰金が科せられ、前科一犯がつきます」

 その背景には近年の運転マナーの悪質化と事故件数の高止まりがある。

 具体的にはどんな行為が「ルール違反」になるのか。ひとつは歩行者の妨害だ。内海さんが言う。

「まず、自転車が歩道を走ることは原則、禁止されています。例外は、自転車通行が許されている歩道。そして車道が狭い、交通量が多いなど、歩道を通行することがやむをえない場合も歩道の通行が認められています。そうした場所を通る際もすぐに止まれるよう徐行し、通行しようとしている歩行者がいるのに一時停止しなければ危険行為となります。チリンチリンとベルを鳴らして後ろから歩行者を追い抜くのもやめてください。ベルは対車両用で車や自転車に向けて鳴らすものです」

 また、“ちょっとくらいなら”という気持ちが、14項目のうちの「安全運転義務違反」になることがある。

「イヤホンで音楽を聴きながら、スマホを見ながら、雨の日に傘をさして運転するのはNGです。閉まろうとしている踏切にスピードを上げて滑り込むのもいけません。スピードを出せばギリギリ渡れると思う人は多いでしょうが、絶対にやめましょう」(内海さん)

 また、意外と知られていないのが、車道を走る際は左側通行をしなければいけないというルール。

「必ず車と同じ方向に左側通行してください。後ろから車に追い抜かれるのが怖いという声を聞きますが、自動車に対面する方向で右側を走っていると、路上駐車の車両を避けた際に、正面からきた車が見えず衝突される危険性があります」(内海さん)

※女性セブン2015年6月18日

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市政権発足後、1999年から26年にわたった自民党との連立から離脱した公明党は、立憲民主党と新党「中道改革連合」を結成(時事通信フォト)
「中道改革連合」結成で改めて注目される“政治と宗教” 政教分離と信教の自由の原則のなか、「政治と宗教が手を結び、選挙を通じて望みを実現する」のが現代の特徴 
女性セブン
送検のため警視庁本部を出る佐藤伸一容疑者(右:共同)
《“色白すべすべボディ”の“ちっちゃい峰不二子”に…》「金もってこい!!」カリスマ東大教授が高額おねだりで収賄疑い…夢中になった”バニーガール風俗”の実態
NEWSポストセブン
宮根誠司がMCの『情報ライブ ミヤネ屋』(番組公式HPより)
《『ミヤネ屋』終了報道》宮根誠司が20年以上続いた老舗番組を卒業、「安定」より「挑戦」求めたか 臨床心理士が分析する決断の背景とマンネリ化
NEWSポストセブン
NY晩餐会に出席した大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《大谷翔平にエスコートされて》妻・真美子さんがNY晩餐会で羽織った“シックな黒艶コート”は全サイズ売り切れ…ブランドは「場合によって再販の可能性」 
NEWSポストセブン
2025年に成年式を終えられた秋篠宮家の長男・悠仁さま
悠仁さまが30平米庶民派マンションで一人暮らし…大学生活で直面する「息苦しいまでの制約」とは? 〈過去の皇族には「部屋は警護室直通」「山荘を建てた」ケースも〉 
NEWSポストセブン
「新年祝賀の儀」に臨んだ秋篠宮夫妻(時事通信フォト)
《ベルスリーブ、大きなリボン、黄緑色のセットアップ…》紀子さま、“鮮やかな装い”を披露されることが増加 “将来の天皇の母”として華やかな雰囲気を演出か
週刊ポスト
公用車事故にはナゾが多い(共同通信/時事通信)
「アクセル全開で突入」時速130kmで衝突した公用車に「高市氏キモ入りの大物官僚2名」重傷で現在も入院中…総理大臣官邸から発車後30秒での大事故、内閣府が回答した「当日の運転手の対応」
NEWSポストセブン
もともと報道志向が強いと言われていた田村真子アナ(写真/ロケットパンチ)
“TBSのエース”田村真子アナが結婚で念願の「報道番組」へシフトする可能性 局内に漂う「人材流出」への強い危機感
週刊ポスト
ニューヨーク晩餐会に出席した真美子さん(提供:soya0801_mlb)
《どの角度から見ても美しい》真美子さん、NY晩餐会で着用“1万6500円イヤリング” ブランドが回答した反響「直後より問い合わせが…」 
NEWSポストセブン
逮捕された羽月隆太郎選手(本人インスタグラムより)
広島カープ・羽月隆太郎容疑者がハマったゾンビたばこ…球界関係者が警戒する“若手への汚染” 使用すれば意識混濁、手足痙攣、奇声を上げるといった行動も
NEWSポストセブン
米・ニューヨークで開催された全米野球記者協会(BBWAA)主催の晩餐会に大谷翔平選手と妻の真美子さんが出席(左・時事通信フォト)
「シックな黒艶コートをまとって…」大谷翔平にエスコートされる真美子さんが晩餐会に入る前に着用していた“メイドインジャパン”なファッション
NEWSポストセブン
Number_iの平野紫耀
《これだと次回から裏口から出すよ!》平野紫耀の全身ヴィトン姿にファン殺到…“厳戒態勢”の帰国現場で見せた“神対応”と現場の緊迫感
NEWSポストセブン