細かいことを気にしないのは、時にいいことでもあるけど、周りにとっては迷惑なことも。東京都在住の会計事務所勤務の男性Kさん(45才)の奥さまは、そんな気にしない女だという。
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「男きょうだいの中で育ったから」と言うんだけどさ。うちのカミサン(41才)、男の中に自分だけ交じることに、周りがどんな目で見ているのか、まったく無自覚なんだ。
ガッツリ系ラーメン店の男だらけのカウンターに平気で入っていくし、牛丼店では「つゆだくね」と注文。
もう慣れたけどさ。外で待ち合わせをすると、赤ちょうちんを指定され、渋く焼酎のお湯割りを頼んでいたりする。
でもなぁ~。先日はオレも考えちゃったよ。久しぶりにカミサンが好きな歌手のコンサートに行ったんだけどさ。
休憩時間にトイレに行ったら、ものすごい行列。どうするのかなと思えば「いい、いい」って何のためらいもなく、男性トイレへ入って用を足して出てきたんだ。
カミサンとすれ違った男たちは、あわててドアのマークを確認していたさ。それを言うと「あはは、私、気にしないタイプだから」って笑ってたけど、母ちゃん、そこは気にしてくれよ!
※女性セブン2015年6月18日号