「だから『とりあえずのナンコツ』の後は、冷やしトマトや梅きゅうりなどのカロリーの低いものを頼んで一呼吸置いてください。食べ過ぎを防止できるだけでなく、トマトのリコピンが疲労回復に、キュウリに含まれるカリウムが塩分の排出を助けてくれるので健康的に焼き鳥を楽しめるんです」(同前)
そのあとは好きな焼き鳥を食べていいが、2つ注意点がある。
「つい『串の盛り合わせ』を頼んでしまいがちですが、それはNG。アラカルトで個別に注文しましょう。盛り合わせだと一度に大量に来るので、お腹が膨れる前に食べ過ぎてしまいます。
もう1点は、150キロカロリー前後もある鶏皮やぼんじり、豚バラ串は避けるか、1本までにとどめておくことです」(同前)
タレより塩のほうがヘルシーと思われがちだが、長瀬氏は「カロリーの差はわずか。あまり気にする必要はありません」という。
焼き鳥といえばビールやお酒がつきものだ。
「ビールなら1杯、日本酒なら1合までOK。焼酎やハイボールといった、カロリーが低いお酒なら2~3杯までは問題ありません」(同前)
問題は「シメ」だ。飲んだあとには、お茶漬けや雑炊などのご飯ものが欲しくなる。
「10本も食べればかなりお腹が膨れているはず。あまりお酒を飲んでいない人は鶏雑炊などを食べても問題ありませんが、何杯かお酒を飲んでしまった人は小さな焼きおにぎり1個(約140キロカロリー)で抑えましょう」(同前)
シメには少量でもお腹にたまる「もちベーコン焼き(167キロカロリー)」もおすすめだ。
※週刊ポスト2015年7月3日号