■千客万来 芝濱(銀座)の「穴子おざぶ丼」(小鉢2種、味噌汁、漬物付き)2500円
店名は魚屋の繁盛記を描いた古典落語の演目に由来する。そこで「落語といえば座布団」と板長が発案したのが、卵焼きを座布団に見立てたランチ限定の「穴子おざぶ丼」だ。生きたまま仕入れた穴子をまるまる1本使った穴子丼を、大きな卵焼きが覆う姿はなんともユニーク。ふっくらした穴子、あつあつ半熟の卵焼き、羽釜炊きの白飯をレンゲで一緒にすくって頬張れば、まろやかな旨みが口いっぱいに広がる。江戸前にこだわり神奈川・小柴産の穴子を調達しているため、前日予約が必須。
【住所】東京都中央区銀座8-12-5 峯田ビルB1F【営業時間】月~金:11時半~14時(L.O.)、18~22時(L.O.)/土:11時半~14時(L.O.)【定休日】日・祝
撮影■河野公俊
※週刊ポスト2015年7月3日号