国内

寛仁親王家母娘確執 彬子さまは「公務励んだのは自分たち…」

《寬仁親王家は長い間一族の中で孤立していた。その要因であったのが、長年に亙る父と母の確執であり、それは父の死後も続いていた。母は父の生前である十年ほど前から病気療養という理由で私たちとは別居され、その間、皇族としての公務は休まれていた。私自身も十年以上きちんと母と話をすることができていない》

 6月10日に発売された『文藝春秋』で、こんな衝撃的な告白をされたのは、“ヒゲの殿下”の愛称で親しまれた寬仁さま(享年66)の長女・彬子さま(33才)だ。2012年6月に寬仁さまが亡くなられてから3年が経ったタイミングでの告白だった。

 1980年11月、8年越しの恋を実らせて結婚された寬仁さまと信子さま。1990年暮れに寬仁さまに食道がんが見つかってからは、信子さまが献身的に看病されるなど、仲睦まじい夫婦のお姿があった。

 しかし2004年4月、信子さまが胃潰瘍と更年期障害を理由に軽井沢で療養生活を送るようになると、夫婦間の大きな溝がクローズアップされるようになった。

 2年後、信子さまが寬仁親王邸に戻られてからも、おふたりが顔を合わされる機会はほとんどなく、さらに2009年10月からは“病気療養”という理由で、信子さまは旧宮内庁長官公邸でおひとりでの生活を送られることに。結局、亡くなられるまで寬仁さまとお会いすることはなかった。

 そのため、彬子さまが寬仁さまの葬儀の喪主を務められたのだが、この直後に浮上したのが寬仁親王家の当主問題だった。

「生前、寬仁さまも彬子さまが跡を継がれることを望んでいられたため、宮内庁は信子さまが長期の病気療養中という理由で、彬子さまが当主になられることを特例で認めるスタンスだったそうです。

 しかし、信子さまが“慣例では親王妃だった私が当主になることになっています”と主張されたため、当主が決まらず、結果として寬仁親王家は廃止となり、信子さま、彬子さま、そして次女・瑶子さま(31才)は三笠宮家に合流されることとなったのです」(皇室記者)

 これをきっかけに“母娘の確執”は激しくなっていく。2013年6月、信子さまは宮内記者会に対して、こんな手紙を送られたのだった。

《これからは療養の経験を人生の糧と感謝し両陛下の御意向のもと、微力ながら復興支援などに尽力させていただきたく存じます》

 異例の“復活宣言”をされ、その後、信子さまの活動は徐々に活発になっていかれた。

「寬仁さまが亡くなられてからの信子さまの行動には、彬子さまは複雑な思いがおありになったはずです。“病に伏せる父を支えながら、寬仁親王家を守るため、公務に励んだのは自分たちだ”という自負が彬子さまにはあったはずですから…」(前出・宮内庁関係者)

 一部では彬子さまが信子さまを三笠宮家から追放する“クーデター”を計画しているという報道が出るほど、おふたりの溝は深い。前述の『文藝春秋』で、彬子さまは母に対して、こんな苦言まで呈されている。

《私が今、母に望むことは二つだけだ。(中略)公務に復帰されるのであれば、今までお見守りくださった三笠宮両殿下にきちんとお目にかかり、ご無沙汰のお詫びとご報告をしてほしい。そして、私たち皇族を支えてくださっている国民の皆様に、公務に復帰される理由をきちんと説明してほしい》

※女性セブン2015年7月16日号

関連記事

トピックス

ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
渡邊渚さん(撮影/藤本和典)
「私にとっての2025年の漢字は『出』です」 渡邊渚さんが綴る「新しい年にチャレンジしたこと」
NEWSポストセブン
ラオスを訪問された愛子さま(写真/共同通信社)
《「水光肌メイク」に絶賛の声》愛子さま「内側から発光しているようなツヤ感」の美肌の秘密 美容関係者は「清潔感・品格・フレッシュさの三拍子がそろった理想の皇族メイク」と分析
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン