ライフ

20年前に買った時代遅れのストールを今の時代に復活させる方法

 ファッションプロデューサーの植松晃士さんが、世のオバさんが美しく元気に生きられるようにアドバイス。今回は、随分昔のファッションアイテムを今の時代に復活させる方法です。

 * * *
 今回は私のお友達から教えていただいた、おしゃれの裏技を紹介します。お友達がとっても素敵な黄色ベースのストールをしていたので、「あら、かわいいわね」って褒めたら、「これ、20年近く前に買ったの」と言うではありませんか。

 よくよく聞いたら、彼女はこの連載を読んで、大昔に買った黄色いストールを思い出したんですって。それで、クローゼットから発掘して、あらためて見てみると柄や色はとっても素敵なんだけど、巻くと「正方形の大判」だからボリュームが出すぎ。そこで、思い切って半分にカットしてしまったそうですがその切り方に感心しました。

 まず正方形のストールを広げて、上辺の丁度半分の位置と右下の角をつなげて折ってみてください。次に左上の角と下辺の真ん中をつなげて折るんです。この線でカットすると簡単に平行四辺形のストールができあがります。

 スカーフは正方形より長方形のほうが使いやすいし、何よりたんすの肥やしを再利用できるところが素晴らしい!

 端の始末は、街のリフォーム屋さんで3000円くらいでやっていただいたそうですよ。さらに余った布でポケットチーフもできたんですって。

 彼女はカゴバッグの目隠しに、使わなくなったエルメスのスカーフを使ったりと、小物遣いがとても上手。大昔の派手すぎるスカーフも、こうして素敵にリバイバルを果たしました。ぜひ、やってみてくださいね。

 一方で最近、マンションを購入した別の女友達もいます。彼女は50代半ばで独身。「間取りを1LDKに変更した」と言うから、ひとり暮らし用。「…いろいろ、諦めたの?」って聞きそうになったけど、もちろんやめました。

 とはいえ、趣味に仕事に前向きで、いつ会っても楽しそう。目をきらきら輝かせて生きている女性は、誰が何といおうと魅力的です。

 逆によくないのは、ひまに任せてテレビ見ながら昼寝して大福食べて、というパターン。口を開けば不平不満が止めどもなくあふれ、その顔が定着してしまったら大変です。さあ、きれいな黄色い服を買いに街に出かけましょうね。

 オバさん、万歳!

※女性セブン2015年7月30日・8月6日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

夜の街にも”台湾有事発言”の煽りが...?(時事通信フォト)
《“訪日控え”で夜の街も大ピンチ?》上野の高級チャイナパブに波及する高市発言の影響「ボトルは『山崎』、20万〜30万円の会計はざら」「お金持ち中国人は余裕があって安心」
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン