国内

「諦める」「勝利」「しょっちゅう」など、意外な仏教用語

「ごちそうさま」「大事」など日々よく使われる言葉が、仏教由来の言葉とご存じだろうか。

『ぶっちゃけ寺』(毎週月曜夜7時よりテレビ朝日系にて放送中)に出演し人気の尼僧、露の団姫さんはこう話す。

「『あれもこれも仏教用語!』と知ると、仏教が身近に感じられると同時に、言葉に重みを感じるようにもなりますね。私の場合、『ありがとう』を口先だけで言わないようにしようと思いました。日本には、“言霊”というものもありますし。よく男性に騙される友人が、『金輪際、アイツとは会わへん!』と言っていたのに、一週間後『この間、会ったんや』と言っていたら、『“金輪際”はそんな軽々しい言葉とちゃうねん!』とも思います(笑い)」

 そうした短い言葉の中に深い意味や教えが含まれていると知ると、感慨深いものがある。

「よく使う言葉ではありませんが、たとえば『示教利喜』(じきょうりき)という用語があります。これは、お釈迦様が布教をする際に、『この順番でやるといい』ということを表したものです。まず簡単に内容を示し、次にもう少し詳しく教え、どういう利益があるのかを伝えます。最後に、喜びを感じてもらえれば布教が完成、というわけです。

 某テレビショッピングのCMを見ていると、この教えを活用しているなと思います(笑い)。そんなふうに仕事に役立てることもできますし、ちょっとした言葉をきっかけに仏教に興味をもってもらえたらうれしいですね」(露の団姫さん)

◆実は仏教用語だという言葉

【接待】
 もともとは、行脚をしている僧侶へのお布施のひとつで、門前でお茶がふるまわれていたことを示した。それが徐々に一般にも浸透し、道行く人にお茶をふるまうことを接待と呼ぶようになったという。

【諦める】
「希望や見込みがないと思って、物事を断念する」というのが現在の意味。だが、「物事を明らかにする」というのが、本来の意味。「諦」の字は、『般若心経』にも何度も登場する。

【勝利】
 世俗では、戦いや争いごとでの勝ちを表す言葉だが、もともとは仏教用語で、「仏様からのすぐれた利益」という意味。仏様からの慈悲や加護をいただいているということを表す。

【しょっちゅう】
 お釈迦様が教えを説く際に心がけていた「初めも善く、中ほども善く、終わりも善く」=「初中終」が変化した言葉といわれる。「しょっちゅう」は悪い意味で使われるが、本来は「常に善い」の意味。

※女性セブン2015年10月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中国人インフルエンサーがカンボジアの路上で変わり果てた姿で発見された(TikTokより)
「クスリを支配の道具に」「行為中に使う客層も…」変わり果てた中国人美女インフルエンサーが保護されたシアヌークビル、専門家が語る現地アングラ界隈のリアル
NEWSポストセブン
木原龍一、三浦璃来(写真/AFLO)
【ミラノ・コルティナ冬季五輪】小塚崇彦さんが解説するフィギュアスケート日本代表の強さ 世界王者「りくりゅう」だけじゃない「史上最強の代表陣」
米・ミネソタ州でICEの職員が女性に向けて発砲し死亡した事件が起きた(時事通信フォト)
【本当に正当防衛か?問題動画検証】米・ミネアポリスで移民当局が女性射殺 国と市長が異例の対立…「女性が抵抗」トランプ大統領・「狂った左派」バンス副大統領vs.「でたらめだ」市長
NEWSポストセブン
沖縄県警の警察官が、「ガサ(家宅捜索)」に入った女性の勤務先に押しかけるという事案が発生(左/共同通信社)
《「恋した」「すっぴんがかわいい」と…》沖縄県警捜査員が“ヤミ金事件”捜査女性の勤務先に押しかけ、迫って、批判殺到 “パスポートを押収し、逆らえない状況でエイサーに誘った”
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
〈自慢のロングヘアがボサボサに…〉中国美女インフルエンサー(20)、精神に異常をきたして路上生活…母親が電話で抱いた疑念「話し方を指示されているのでは」【高給求めてカンボジアに渡航も】
NEWSポストセブン
月9ドラマ『絶対零度』で主演を務めた沢口靖子
《60歳とは信じられない美姿勢》沢口靖子、“本人も継続を断念”した『科捜研の女』完結後は…各局が熱視線を送る理由
NEWSポストセブン
秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《不敬どころの騒ぎじゃない》秋篠宮家・佳子さまも被害に…AIを用いた性的画像の被害が世界的問題に 専門家が指摘「男女問わず人権侵害」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《もう家族でハワイに行けない…》“1.5億円の脱税疑惑”の宮崎麗果、“ESTA取得困難”で恒例の「セレブ旅行」は断念か SNSで「深い反省」示す
NEWSポストセブン
元旦に離婚を発表した吉岡美穂とIZAM(左・時事通信フォト)
《3児の母・吉岡美穂がIZAMと離婚》夫のために「“鬼嫁キャラ”を受け入れた妻の想い」離縁後の元夫婦の現在
NEWSポストセブン
2026年1月2日、皇居で行われた「新年一般参賀」での佳子さま(時事通信フォト)
《礼装では珍しい》佳子さまが新年一般参賀で着用、ウエストまわりに“ガーリー”なワンポイント 愛子さまは「正統的なリンクコーデ」を披露
NEWSポストセブン
中国出身の女性インフルエンサー・Umiさん(TikTokより)
〈抜群のスタイルとルックスが一変…〉中国人美女インフルエンサーが示唆していた「潘親方(特殊詐欺グループのボス)」との“特別な関係”とは《薬物検査で深刻な陽性反応》
NEWSポストセブン
女優・羽野晶紀と和泉元彌の母の節子さん(右・時事通信フォト)
《女優・羽野晶紀“嫁姑騒動”から24年目 の異変》元日に公開された和泉節子さんとの写真から伝わる「現在の距離感」
NEWSポストセブン