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今年のハロウィンはウォーリーが増殖か 集団コスプレが定番化

ウォーリーになれる「ボーダーセット」が人気

 日本でも仮装イベントがすっかり定着したハロウィンが、いよいよ来週末に迫った。早い段階から今年のコスプレを練って準備している人もいれば、これから駆け込みで揃えるという人もいるのではないだろうか。

 マンダムが今年10月、18才~39才の女性438人に行った「ハロウィンに関する調査」によると、約半数がハロウィンイベントへの参加を経験。その際に仮装した人は75%と多く、特に18~24才では9割近く。ハロウィンを楽しむのに仮装はマストのようだ。

 今年ハロウィンイベントに参加する人の中でも、約3割は“本気のコスプレ”をしたいと回答。若い層ほど周囲を意識して、かぶらないようにしたり、あえて同じ衣装で楽しむ一方、大人の女性ほど、周りに合わせるより自分のやりたい仮装を楽しむ傾向にあるという。

 年々、凝った仮装が増えているが、今年はどんな仮装がトレンドなのだろうか。20代~30代前半が中心に購入しているという東急ハンズでは、集団コスプレが人気だ。

「集団でコスプレするのが2015年のトレンドとなっています。ゾンビや人気キャラクターなどのコスチュームセットを集団で数人分まとめて購入される方が、昨年より多くなっています」(経営企画室ブランディング課の平岡幸大さん)

 一方、ロフトでは、従来のハロウィンのイメージである魔女やカボチャなどではなく、人とかぶらない個性的な仮装に人気が集まっている。

「人とは違う凝った仮装をする人は、かなり増えています。ただ羽織るだけの簡単な仮装よりも、メイクやネイルまで凝った、全身仮装を楽しむ方が多いようです。特に今年は、エレクトリックランやパーティーシーンでも流行中のネオンメイクや、光るアイテムがイチオシです。夜の街を仮装して歩く際にもひときわ目立てる、お祭り気分が盛り上がる楽しいアイテムが人気です」(営業企画部広報・企画担当の岩坂優さん)

 今年の売れ筋を聞くと、東急ハンズでは昨年に比べ、簡単に変装できる有名キャラクターや有名アニメなどのコスチュームが多く売れているという。中でも最近人気なのが、人気絵本『ウォーリーを探せ』のウォーリー。

 絵本の作者マーティン・ハンドフォードの誕生日の9月27日にウォーリーの仮装をする、“実写版・ウォーリーを探せ”なるイベントが2年前から開催されており、今年10月11日には長崎のハウステンボスでウォーリーの仮装でギネス世界記録にチャレンジするイベントが催された影響もあり、人気は上昇中。赤と白のボーダーカットソー、帽子とジーンズ、丸メガネのみでできる気軽さも初心者に人気のようだ。

「ゾンビなどのコスチュームも例年通り売れていますが、特に人気なのは、ウォーリーや『魔女の宅急便』のキキ、『スターウォーズ』のダースベーダーやストームトゥルーパーなどです。集団で変装しやすいことや、ゾンビのように特殊メイクなどの事前準備が少ないことが人気の理由だと考えられます」(平岡さん)

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