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2016.01.07 07:00  女性セブン

箱根駅伝ボランティア 大会愛する心から生まれる数々の活動

 日本の正月の恒例行事となっている箱根駅伝だが、地元の住民にとっては、何にも代えがたい存在となっているようだ。

 小田原中継所から直線距離で約10km、小田原市小八幡ではおよそ10年前、夫婦がふたりだけで応援を始めた。往路4区と復路7区にあたるこの付近はテレビでもあまり映されない“地味な場所”だが、11年にわたって応援を続け、その応援の声は年々大きくなり、妻はボランティア団体を束ねるまでになった。ボランティア団体「箱根駅伝を応援するこやわた会」の代表を務める、高田ひさえさんが言う。

「10年ほど前に夫婦で鎌倉の七里ヶ浜から引っ越してきたんです。家のすぐ前を選手が走るとわかって、引っ越してすぐに友人たちに『どうせお正月に家で飲んでいるのだったら家へ来て、ここで応援しない?』と声をかけたのが会を発足したきっかけです」

 早速、翌年のお正月、家の前で観戦をしていると、国士舘大学のOBが、「家の前にのぼり旗を立てさせてくれないか」と依頼してきた。高田さんは快諾し、それをヒントに夫の母校である東海大学に連絡。翌年には、国士舘の隣に東海大学ののぼり旗が並んだ。

「他にも、こんなふうに協力してもらえるところがあるんじゃないか」──そう考えた高田さん夫婦は、各大学に連絡をとり始める。

「日本大学さんとか出場されているいろいろな大学に連絡して、“のぼり旗を立てさせてくれませんか”ってお願いしたんです。もちろん、お借りしたものなので、駅伝が終われば大学にお返しします。返すときに、家の前を通る選手の映像を収めたDVDや、写真に手紙を添えました。そんなことを繰り返していたら、“旗は返さなくていい、保管しておいて”と言ってくださるようになったんです」(高田さん)

 高田さんたちの活動費は、約20人のボランティア部員から徴収する部費で成り立っている。年に4回、定例会と称して集まる飲み会で3000円ずつ集め、飲み会代を安くあげて貯金したお金が活動資金になる。不足分は、会員の持ち出し、また箱根駅伝の時に集める3万~4万円の募金も大きな収入源だ。そんな“手弁当”で活動している高田さんたちにとって、返送料がかからなくなったのはありがたいことだったようだ。

 高田さんが送った写真やDVDを見て「うちの子が走っている姿が見られた」と、感謝の手紙をもらったこともある。

「ある年、駒澤大学の大八木(弘明)監督が、中継車を降りて、うちの前で選手に給水したことがありました。選手もちょっとびっくりしてましたが、テレビ中継がほとんどないこの場所を映してくれるようにしてくれたのかなぁと思います」(高田さん)

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