芸能
2016.01.16 16:00 週刊ポスト
SMAP分裂 出ていく4人が得る利益は決して多くない
国民が驚いたSMAP解散騒動。中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)が女性チーフマネージャー・I女史とともに所属するジャニーズ事務所から独立し、木村拓哉(43)だけが残るという構図と報じられているが、芸能界にはタレントが事務所の意向に逆らって独立すれば仕事を干すという不文律がある。4人を有力プロダクションが拾う可能性は少なく、嵐などジャニーズの他のタレントに出演拒否されたら困るテレビ局も4人を使う見込みは低い。
独立しても活動は難しく、ジャニーズが権利を保有しているSMAPという名前は使用できない。その上、これまでの人気に基づいた収入も多くは見込めない。
「作詞作曲をせず、楽曲を歌うSMAPに発生するのは著作隣接権です。作詞作曲の著作権はCD1枚の売り上げ6%ですが、著作隣接権は3%程度です。
通常、著作隣接権は事務所やレコード会社に移動していることが多く、事務所からアーティストの取り分が支払われます」(著作権に詳しい骨董通り法律事務所・福井健策弁護士)
年間220億円の売り上げを出すSMAPが独立しても、多くの権利はジャニーズに残り、画策した4人が得る利益は決して多くはない。一方、踏みとどまっても、何もなかったように5人で活動とはなりそうにない。
「この騒動でSMAPのブランド価値はかなり損なわれた。それにジャニーズには多くのタレントが所属している。彼らへの“見せしめ”のためにも、4人には相応のペナルティが科されることになるでしょう」(前出・芸能ジャーナリスト)
いまやアイドル産業は数百億円単位のカネが動くビッグビジネスである。中居たち4人は人気を過信し、甘く見過ぎたのかもしれないが、いまや遅しである。
※週刊ポスト2016年1月29日号
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