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お湯を注ぐだけで本格的な味が楽しめる「みそまる」が話題

トリュフチョコレートのように愛らしいみそまる

「毎食、みそ汁を飲んでいますか?」――そう聞かれて、何割くらいの人が「飲んでいます」と答えるだろう。食の欧米化が進み、朝食抜きも珍しくなくなった現代は、みそ汁を飲まずに一日を終える人も多いに違いない。

 しかしみそ汁は、たくさんの具材を同時に手軽に取れるだけでなく、糖尿病や乳がんの予防、肥満の抑制などに効果が期待できるという研究結果もあるほど万能な食べ物。ただ難点は、少量でも鍋とコンロを占有し、同じ具材が続きがちになること。

 でも、ネットで話題となり、関連本まで発売された“みそまる”があれば、そんな問題は即解決する。

 みそまるとは、手作りの“即席味みそ”のもとだ。家にあるみそとだしと具材を混ぜてまるめるだけで完成するので、作るのも持ち歩くのもとても簡単。そこにお湯を注ぐだけで、いつでもどこでも、すぐに本格的な味が楽しめる。

「お湯を注ぐだけという手軽さはインスタントでも得られますが、みそまるは1個あたり20~30円とリーズナブルですし、添加物は使わず、具材は好きなようにアレンジできます。それに何より、みその香りを充分に味わえます」(みそまる普及委員会「ミソガール」の藤本智子さん)

 ころんと丸まったみそまるは、まるでトリュフチョコレートのような愛らしさ。それでいて、日持ちもする。

「入れる具材にもよりますが、基本的に冷蔵庫で1週間、冷凍庫では1か月間保存できます。時間のあるときにまとめて作っておけば、忙しい朝やお弁当に大活躍。アウトドアにもいいですね。最近は、ランニングを趣味にしているかたもまとめて作り、大会の時は持って行っているそうですよ」(藤本さん)

 早速、基本のみそまるを作ってみよう。

◇用意するもの(10個分)
みそ…180g前後(お好みで)だし素材(粉かつお…10~15g、または市販の顆粒だしの素…小さじ1~2)
具材(カットわかめ〈乾燥〉、乾燥ねぎ、焼き麩、切り干し大根など)…お好みの量

作り方
【1】すべての材料を用意し、大きな具材はほどよいサイズにカットする。みそにだしを入れ、むらのないようによく混ぜたあと、すべての具材を混ぜ合わせ「みそまる種」を作る。

【2】みそまる種1杯分を丸めてだんご状(直径3cmくらい)にする。

【3】【2】に具材をトッピングし、ラップできゅっと包む。

【4】食べるときは、お椀にみそまるを入れて、お湯を注いで軽くかき混ぜるだけ。

 具材は基本的に乾燥したものを選んでいただきたい。あおさや桜えび、とろろ昆布などの具材を使うと、見た目のバリエーションも広がるからおすすめだ。

「お弁当用などにかわいくラッピングするなら、ワックスペーパーを使うのがおすすめ。ラップしたみそまるをワックスペーパーでくるくる巻いて、両端をねじれば『キャンデーみそまる』の完成です」(藤本さん)

 みそまるがあればほっこりあったまれそうです。

※女性セブン2016年2月4日号

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