一方、第2位のCX-5は、マツダ自慢のクリーンディーゼルエンジンが最大のウリだ。こちらはロータリーとは逆に、低速から仰天するほどパワフルで、音も振動もガソリン車並み。燃費は平均してリッター14km前後も走る。安い軽油でこれだけ走れば、燃料代でプリウスとも勝負できる。頼もしく見えるSUVだけに、美女ウケの良さも間違いない。
弱点は横幅が1840mmもあって、取り回しが今ひとつなことだが、美女はクルマもナニもデカい方が喜ぶ。ここは我慢のしどころだろう。
3位の先々代レガシィは、「最後のコンパクトサイズのレガシィ」ということで、未だにスバルファンからの支持が熱い。レガシィは先代から北米向けになり、非常に大きくなってしまったのだ。日本で乗るならこの先々代くらいが最適。デザインもシンプルで美しく、苦み走った男の魅力にあふれている。平均価格は100万円を切っている。
この3台の中で、我々が目指す「美女としっぽり温泉ドライブ」に最も近いのは、断然CX-5だろう。CX-5にはガソリン車もあるが、オススメはなんといってもクリーンディーゼルモデルだ。人気中古車だけに相場は高めで、3年落ちで220万円前後が中心価格帯だが、新車なら283万~349万円。それを考えればやはり中古車は安い。ディーゼルは概して値落ちが小さいから、売る時も高価買取りが期待できるだろう。
※週刊ポスト2016年2月19日号