いつかは訪れる愛するペットとのお別れのとき。そんな日を迎えてしまったらどうしたらいいのか? まずは、役所か民間のペット葬儀専門業者に連絡を。ペットメモリアルの中東学是さんはこう語る。
「体をきれいに拭いた後、体液が漏れても大丈夫なように、箱の中にタオルやペットシーツを敷いて寝かせます。保冷剤をハンカチなどに包んで、お腹と背中に置いて冷やしておきましょう」
亡くなった、ペットを弔うにはどうしたらよいのだろう? 水や花、生前に好きだった食べ物をお供えするなどしてお別れの準備をまずはしよう。
民間で行うペット葬の場合、個別で火葬する単独葬(約3万円~)と他家の子たちと一緒に火葬・埋葬する合同葬(約1万5000円~)がある。
「最近は、家族立ち会いのもと、斎場で最後のお別れをしてから火葬し、お骨上げを行う単独立会火葬が増えています。人間のお葬式と同様の進行で丁寧に弔えるので、飼い主のかたも安心してお見送りできます」(中東さん)
単独葬の場合、霊園に納骨するか、自宅に連れて帰ることもできる。自宅や手元で供養できるようペット用の骨壷や仏壇なども増えている。
なお、法律上は、自己所有地であれば自宅の庭などに埋葬できる。ただし、その土地を離れる場合、トラブルに発展することもあるので、永遠に眠る地とすることはできない。そのせいか年々ペット霊園を利用する人が増えている。
最近はペットと飼い主が一緒に入れる霊園も登場しているので、事前に検討を。
「平和会ペットメモリアルの場合、お墓に家名と、ペットの名前、命日を入れられます」(中東さん)
※女性セブン2016年2月25日号