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勝谷誠彦氏「値切られても書くようなライターになるな」

 コラムニスト・勝谷誠彦氏とネットニュース編集者・中川淳一郎氏が、最新時事ネタを自由気ままに語り合うトーク番組『勝谷誠彦×中川淳一郎ヘロヘロ時事放談』のVol.11が、ニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」で配信中。「物書きとして生きていくには」をテーマに行ったトークの一部を抜粋して紹介します。


 * * *
勝谷:淳ちゃんは、もともと博報堂でしょ?

中川:はい。でも、博報堂では出世できないって確信したんで4年で辞めました。そしたら、「ライターにならないか?」って言われて、やってみたんですよ。

勝谷:ライターってそんなに簡単になれるものなの?

中川:大学の同級生がたまたま日経BP社にいて、その人から「日経エンタテインメント!がライター探してるんだけど、ひま?」って電話がかかってきたんですよ。

勝谷:博報堂時代は文章書いてたの?

中川:いや、全然。

勝谷:これを見ているライター志望の人が「舐めるな」って思ったはずだよ(笑い)。

中川:まあでも日経エンタの編集者がすごく優秀で、「中川くんは文章がヘタなのわかってるから、ネタさえ取ってくればいいよ」って言われたんですよ。「広告業界にコネあるよね? 長い文章を書いてくれれば僕がまとめるから」って。

勝谷:それは良い編集者だね。つまり、データ原稿だよね。それを編集者がキュッとまとめてくれる。でも、そのデータ原稿がすごく良かったんだと思うよ。情報量も多くてね。

中川:そうですね。僕が3000文字くらいで作ったデータ原稿を900文字くらいにまとめてくれましたね。

勝谷:なるほど。これはけっこう重要な話かもね。いまはどうしても完成原稿が求められるんだけど、駆け出しのライターがそんなもの簡単に作れるわけがないんだよ。

中川:はい、無理です。

勝谷:天才不肖勝谷くらいしか、それはできません(笑い)。

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