コラム

戸松信博氏が厳選セレクト 利回り5%超の「お宝株」トップ3

 株式投資で利益を出すには、株価上昇に伴う値上がり益「キャピタルゲイン」を狙う方法と、株を保有している間、株主配当を安定的に受け取る「インカムゲイン」を狙う方法がある。特に後者は、年初からの株価下落の“恩恵”で、高い配当利回りを生み出す銘柄が続出しており、投資妙味も高まっている。そうした利回りの高い「お宝株」トップ3を、グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が厳選した。

 * * *
 注目したいのは原油安や株安によって出現中の「高配当銘柄」だ。株価に対する配当金の割合を示す配当利回りは、株価が下がるほど高くなる。株価が急落している米エネルギー企業をはじめ中国株でも8~10%という高配当銘柄が続出。日本株でも原油安の影響で株価が下がっている商社株を筆頭に、絶対に潰れなさそうな企業の配当利回りが5%を超えるような水準まで高まっているのだ。

 今から紹介する銘柄は、いずれも事業内容が決して見劣りするわけではなく、今後の株価上昇も望める。そうなると今度はインカムゲインに加え、キャピタルゲインも期待できる「お宝株」となる。そんな長く持てば持つほど得をする「金の卵」トップ3を紹介したい。

 1位は、6%を超える高配当が魅力のインヴァスト証券(ジャスダック・8709)だ。FX(外国為替証拠金取引)事業が柱で、取引所為替証拠金取引「くりっく365」では最大手。FX会社は為替の値動きが激しくても収益が安定的なうえ、同社では世界初となるETF(上場投資信託)特化型証拠金取引など新領域にも積極的に挑戦。市況に左右されやすい証券会社に比べて、株価が堅調に推移しているのも好材料といえる。

 2位のアールビバン(ジャスダック・7523)も6%を超える高配当となっている。版画作品を展示販売するほか、ホテルやフィットネスも手がけ、財務内容も健全。業績は概ね横ばいだが、株価も緩やかな上昇が続き、安定的な銘柄といえる。

 3位のあおぞら銀行(東証1部・8304)も配当利回りは6%近い。業績はほぼ横ばいだが、3か月に1回の四半期配当を実施している点も魅力。日銀のマイナス金利導入で銀行の収益悪化懸念が高まっているが、今後株価が下落して6%以上の配当利回りになれば、長期的な「お宝株」となる可能性もある。

※マネーポスト2016年春号

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン