芸能

ショーンK氏後任・モーリー氏の持論展開をフジがヒヤヒヤ

フジテレビ関係者はヒヤヒヤ(公式HPより)

 経歴詐称問題が発覚した「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上氏(48)がコメンテーターとして就任予定だった平日夜の報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ系)。代役として現在出演中なのがジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏(53)だ。

 モーリー氏は米国人の父と日本人の母という「正真正銘の」ハーフ。東大中退、米ハーバード大卒という華麗な学歴を持ち、ラジオDJやミュージシャンとしても活躍するマルチな人物だ。

 4月4日の初回放送では、米大統領候補のドナルド・トランプ氏を「口から出まかせ」と批判。しかしながら、メインキャスターの市川紗椰から「もっとモーリー節が聞きたかった」と突っ込まれるほど無難な滑り出しとなった。とはいえ、フジテレビの社員は不安を隠さない。

「また不祥事でキャスター降板となったら担当者のクビが飛ぶ。もしあのテーマで失言なんかしたら……」

“あのテーマ”とは「大麻」のこと。モーリー氏は以前から大麻容認発言を繰り返し、ツイッター上では〈大麻をそろそろ堂々と、テレビでやった方がいい〉とツイート。雑誌の連載コラムでは「世界一貧しい大統領」ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が行なった大麻合法化について〈そうしたラディカルな一面にも注目してほしい〉と書いている。

 日本国内での大麻の所持・販売はもちろん違法。

「ムヒカ氏が5日に初来日しましたが、ニュースで扱った際にウルグアイの大麻合法化の話を引き合いに出し『日本もすべき』などと言い出さないかヒヤヒヤした。今後、持論を展開して舌禍を招かなければいいのですが……」(前出・フジ社員)

 フジテレビは「モーリー氏の考え方は本人からも聞いている。必ずしもコメンテーターの意見が番組の考え方と同じではない」などと回答した。

 いっそのこと、「経歴」より「無難さ」重視でショーンK再起用はどうか。

※週刊ポスト2016年4月22日号

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