開幕から1か月。スタートダッシュを決めたチームと下位低迷組の明暗を分けたのは、助っ人外国人選手の出来だった──。
開幕後は名前すら聞かないのが楽天の体重135キロの巨漢・アマダー(年俸3000万円)。
「キャンプでは、『一番飛んだホームランの飛距離は152メートル』と言っていて、さすがにホラだろうと思っていたら、オープン戦でいきなりホームラン。“これはホンモノかも”と番記者の間で話題になったが、3月初めに左手首を故障して全治8週間。早々に消えました」(担当記者)
一番とんでもなかったのはロッテのナバーロ(年俸1億4200万円)。オープン戦中の2月にカバンから実弾が見つかり、銃刀法違反で逮捕された。“リアル弾丸男”の出場停止処分は4月23日に解けたが、「代わりに控え落ちしそうな内野陣が奮起して活躍。伊東(勤)監督は“ナバーロ効果だ”と苦笑しています」(球団関係者)という。
※週刊ポスト2016年5月6・13日号