ライフ

親の家の片付け問題 押し入れの天袋は空にすべし

 近頃、社会問題となっているのが、親の家の片付けだ。高齢の親が安全に暮らすためには、長年なめ込んだものを一気に片付けたいところ。そして、そのチャンスといえるのがゴールデンウイークの連休だ。そこで、「片づけの伝道師」と呼ばれ『親の家の片付け』の著書がある安東英子さん(59才)に、片付けの極意を教えてもらう。今回は「押入れ」編。押し入れに眠っている布団や枕はどうすればいい?

 * * *
 シーツを外して洗濯をし、それをまたかけるというのは一苦労で、年をとるとなおさら億劫になりがち。特に客用は、「1晩しか使っていないからいいか」となり、外さずにそのまま押し入れに収納している人が意外と多いものです。

 たった1晩でも、カバーには皮脂やコップ2杯分の汗が付着しますから、そのままにしておくと黄ばみやにおいの原因に。汚れたカバーをずっとつけたままにしておくと、布団や枕にまでにおいが移ります。

 高齢の親に代わって、この機会にあなたが洗濯と取り換えを。また、目が悪くなって汚れていることに気づきにくい親に代わって、シーツが薄汚れていたら、新しい物に替えてあげて。きっと押し入れの奥には、贈答品のシーツが1つや2つ、眠っているでしょうから。

 屋内で最も不用品がため込まれている可能性があるのが押し入れ。中の物をすべて出して、ダニなどを取り除くためにも、掃除機がけをしてから水拭きをします。

 天袋は奥まで手が届かないので、柄の長いモップなどを利用します。小学校低学年の子供がいるなら、直接入って拭き掃除してもらうのもいいでしょう。

 水拭きした後は、乾燥するまでの間に、使う物と使わない物に分類して、とっておく物は必ず拭いてから収納を。埃や汚れがついたまま押し入れに戻しては、ほかの物まで汚れ、ダニの温床になりかねません。

 また、高齢者だけの家では、手の届きにくい天袋は物の出し入れが大変なので、この際、思い切って空にしましょう。

※女性セブン2016年5月12・19日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン