国内

増加中の家事代行サービス その内容や料金、注意点

 全国的に増加中だという「家事代行サービス」。いったい、どんなもの? 介護サービス大手の『ニチイ学館』が提供する『ニチイライフ』は、47都道府県でサービスを展開中で、広報・萩原裕樹さんはこう話す。

「介護サービスを提供するなか、お客様から介護保険では対応できないことへのご要望が多くありました。それらの要望に応えるため、家事支援サービスをスタートしました。今では入退院や妊産婦の家事支援、お子さんの塾や学童の送迎など、サービスの幅が広がっています」

 また首都圏と大阪や兵庫でサービスを行う『CaSy』(以下、カジー)では、「普段の掃除では行き届かない水回りの掃除はもちろん、クローゼットの整理などもしています」(広報・城後幸代さん)。

 食事の下準備や洗濯物の取り入れなど、日々の生活の中でちょっと手を貸してほしいことをピンポイントで頼めるところが人気だ。

 気になる料金だが、『ニチイライフ』の場合、エリアごとに料金が異なるが、1時間から利用でき、スポット利用(定期契約でなく、1回ごと利用する形式のこと)で5400~6372円。30分ごとに1296~1836円で延長可能だ。

 一方、カジーの場合、掃除はスポット利用で2時間5400円。前日から3時間前までの直前リクエストでも6480円。つまり、1回1万円以内で家事ストレスから解放されるわけだ。ならば、試してみたくもなるだろう。

 新規参入する企業も増えているため、業者選びには注意が必要。サービス内容や料金に加え、口コミ情報もチェックし、その上で、貴重品は自分で管理し、破損しやすいものは別室に移しておくなど、トラブル回避の対策も必要だ。

 依頼する際には、具体的にどこをどうしてほしいのか明確にし、事前相談をしっかり行うことが大切になる。

 また、留守中のサービス利用を考えているなら、在宅中に何度か試し、働き方や人柄、サービスの質を確認した上で決めると安心だ。女性スタッフを希望するなら、事前にきちんと伝えよう。

※女性セブン2016年6月2日号

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