缶コーヒーの歴史は約50年になるが、サントリーの「ボス」は1992年発売と後発ながら、わずか20年余りで強豪の仲間入りをしている。「ボスジャン」「ボス電」など印象的なキャンペーンを伴い一気にトップブランドに食い込んだ。
広告戦略も巧みで、2004年の「レインボーマウンテンブレンド」発売後に始まった米俳優のトミー・リー・ジョーンズ出演CMは人気シリーズとなっており、11年目に突入した。
そして、ブランド名は「ボス」だが、決して“ワンマン”ではない。
現在の旗艦商品「ボス レインボーマウンテンブレンド」を中心に、「贅沢微糖」「ブラック」「カフェオレ」、一昨年登場の「プレミアムボス」も加えたチーム戦略でさらなる高みを目指す。
※週刊ポスト2016年6月10日号