派遣社員の松田菊江さん(仮名、福岡・37才)は、メーカー勤務の彼(39才)との結婚に踏み切れないでいる。
「私も年齢が年齢ですし、子供も産みたいし、派遣の仕事をいつまでも続けられるかわからないので、結婚したいんですよ。でも、彼の性格が、ちょっと…」
もともと彼とのデート代は、収入の多い彼が7割、彼女が3割だったが、ある日、“事件”が起きた。
「約束していない平日の夜に、無理に会ってもらったことがあったんです。職場のストレスが大きすぎて、どうしても聞いてもらいたくて…。いっぱい聞いてもらって、深夜1時過ぎに別れました。彼は次の日が出張だったので。ちなみにこの日の支払いは1万8000円。でも、彼は財布を出そうともしなかったし、私も自分のために来てくれたからと思って、えいっと出しました。
で、その日の週末、彼とのデートの時です。彼は会うなり、タクシーの領収書と1万円と書かれたメモ用紙を私に出しました。“この前の終電逃したときのタクシー代と、遅く帰って洗濯できなかったから次の日にはくコンビニで購入した下着の代金。あとはこの日残業する予定だったのに、急きょ君に会うことになったから本来ならば給料に振り込まれるはずの残業代を含めた1万円”って言われたんです。タクシー代は5680円でした。だから私は会社の愚痴を聞いてもらうために、あの日の飲食代を含めて、彼に3万円以上を払うことになったんです。
彼と会うたびにまた何かお金を請求されるかもしれないって思うとお願いごともできないんですけど、だからといってすぐに次の彼ができるとも限らないし…どうしたらいいのか」
※女性セブン2016年6月23日号