芸能

松井玲奈や市川紗耶も 鉄子再ブームを牽引するアイドルたち

嵯峨野観光鉄道イベントでの斉藤雪乃さん

 それまで男性が主流だった趣味の世界に、女性が進出し、ジャンルに広がりをもたらすことがある。「鉄道」もそんな趣味のひとつ。最初は男性人気が高いアイドルがつとめた鉄道アイドルのポジションも徐々に変わり、鉄道趣味をもつ女性の増加によって、関連グッズやおもちゃにも変化があらわれている。フリーライターの小川裕夫氏が、鉄道アイドルの移り変わりを振り返り、現在の様子をリポートする。

 *    * *
 鉄道ブームは一定の周期で訪れる。過去には、“SLブーム”や“さよなら国鉄ブーム”、直近では2008(平成20)年前後に起きた“鉄子ブーム”がある。従来、男子の趣味とされてきた鉄道に女子が参入し、鉄道好きな女子は“鉄子”とも呼ばれた。

 同時期に連載されて人気を呼んでいたルポ漫画『鉄子の旅』のヒットも後押しし、鉄子は世間的にも浸透。さらに、芸能人たちの「鉄道が好き」というカミングアウトは、鉄子ブームを後押しした。特に、鉄道アイドルと呼ばれる女性タレントが次々に現れたことは画期的な出来事だった。

 まず、最初に鉄道アイドルとして世に登場したのは、アイドルユニットのメンバーだった豊岡真澄さん。彼女のマネージャーだった南田裕介さんは「タモリ倶楽部」の鉄道シリーズでは欠かせないキャストの一人で、鉄道本を出版するほどの鉄道通。その南田さんに鉄道教育を施された豊岡真澄さんも立派な鉄子に成長している。

 その次に登場した木村裕子さんは、JR東海の車内販売員からアイドルに転身した経験を持つ。トレードマークとなった赤い車掌服はインパクト絶大で、難解な鉄道用語を織り交ぜたトークで一躍人気を集めた。

 そのほかにも、鉄子ブームでたくさんの鉄道アイドルが出現した。しかし、鉄道ブームが下火になるとともに鉄道アイドルの存在も忘れられていった。

 あれから10年近くが経過――。

 女子の鉄道ブームは一過性かと思われていたが、最近になって再燃する兆しを見せつつある。

トピックス

高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
阿部なつき(C)Go Nagai/Dynamic Planning‐DMM
“令和の峰不二子”こと9頭身グラドル・阿部なつき「リアル・キューティーハニー」に挑戦の心境語る 「明るくて素直でポジティブなところと、お尻が小さめなところが似てるかも」
週刊ポスト
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン