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腸内には善玉菌、悪玉菌のどちらでもない日和見菌が存在

 コンビニやスーパーには、機能性を謳ったヨーグルトや乳酸菌飲料がズラリ。いったい、どれを選べばいいのか悩むところだが、そもそもこれらは摂ったほうがいいのだろうか?

「腸の中には、人に有益な働きをする善玉菌と、人に悪さをする悪玉菌、どちらでもない日和見菌がいます。善玉菌の代表が乳酸菌やビフィズス菌なのですが、加齢とともに腸内のビフィズス菌は減り、悪玉菌が増加するので、これらを積極的に摂取し、腸内環境をよくする必要があるんです」

 そう語るのは、『あなたの知らない乳酸菌力』(小学館)などの著者で医師の後藤利夫さん。腸内環境が悪化すると、便秘などの他、大腸がんのリスクも高まるという。

「近年は、乳酸菌やビフィズス菌の研究が進み、整腸作用だけでなく、免疫力アップ、アレルギー症状の緩和など、種類によりさまざまな機能があることがわかっています。自分の目的に合った商品を選んで摂ることは、美容や健康にとてもいいんですよ」(後藤さん)

※女性セブン2016年7月7日号

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