芸能

木久扇 笑点新メンバーに「せがれが選ばれたら嬉しかった」

『笑点』の交代劇を明かした林家木久扇

 50周年を迎えた『笑点』(日本テレビ系)に第1回目から出演していた桂歌丸が勇退し、新司会者には春風亭昇太が決まった。ネットなどの予想では、司会者候補として、外部ならタモリやビートたけし、出演者なら6代目・三遊亭円楽や林家木久扇の名が挙がっていた。そこで、実際の交代劇はどうだったのか、林家木久扇(78才)に直撃した。

――歌丸さんから、引退の相談はあった?

木久扇:ご自分できっぱりお考えになったんです。今年の春ごろ、『笑点』が始まる前に、ぼくたちメンバーが別室に呼ばれたんです。そこで、「司会を退きます」という話があったんです。

 ぼくはそのとき、「そうですか、淋しくなりますね」と言いました。お体のことだから、ぼくが「まだできるでしょう、頑張ってください」とは言えません。本番は車椅子外していますけど、いつも裏に置いてあったんですから。みんな黙って聞いていました。引き止めることはできませんよね。

――初めて報告を聞いた時は、意外だった?

木久扇:意外ではなかったです。歌丸師匠はお体の調子があまりよくなかったので、司会者交代は感じていました。昇太さんは『BS笑点』『笑点Jr.』で若手大喜利の司会をずっとやっていまして、テンポがいいなと思っていました。

――正直、木久扇さんが司会をしたいという気持ちはあった?

木久扇: 47年やっているぼくが一番古くなるんですけど、ぼくが司会になると、答える側に面白い人がいなくなっちゃうんですよね(笑い)。回答側にいなくちゃいけないと思っていましたから、もし頼まれても、受けるつもりはありませんでした。

――円楽さんが司会者になるのでは、という予想も多かったのですが。

木久扇:円楽さんも回答者側のままで、という考えでしたね。世情を辛い味で言う人は、他にいませんからね。みんな役を演じているわけで、ただ面白おかしいことを言っているだけではないんです。ぼくは与太郎の役、円楽さんは腹黒の役とかね。

『笑点』がスタートした時は、落語長屋だったんです。大家さんが司会者。三遊亭小圓遊さんが若旦那のキザなやつ、歌丸さんは小言幸兵衛というか口うるさいじいさんをやっていて、林家こん平さんは田舎出身の権助、そんな落語長屋だったんです。

 だからぼくも役を演じているのであって、本当はメンバーで一番しっかりしていると思いますよ。他の商売も成功させているし、漫画も描いていますし、実は6月に歌をリリースして『みんなのうた』(NHK)で放送されたりしていますから。

――円楽さんは腹黒、友達がいないキャラですが、普段は?

関連記事

トピックス

本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン
“高市効果”で自民党の政党支持率は前月比10ポイント以上も急上昇した…(時事通信フォト)
世論の現状認識と乖離する大メディアの“高市ぎらい” 参政党躍進時を彷彿とさせる“叩けば叩くほど高市支持が強まる”現象、「批判もカラ回りしている」との指摘
週刊ポスト
国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン