海外旅行は費用の大半が航空券とホテルになることが多いが、月によって航空券の値段が大きく変動する。
「一般的な航空会社のハワイ行きチケットの価格を比べると、8月は11万~24万円なのに9月は7万~9万円がほとんど。9月にハワイ旅行が安くなるのは、夏休み後であることと、業界事情の影響から」とトラベルジャーナリストの橋賀秀紀さんは言う。
9月は夏休み需要が一段落し、決算・中間決算の期末に当たる。旅行代理店と航空会社の間では4~9月、そして10~翌3月に販売する往復チケットの売買契約が半期ごとに交わされ、完売時に報奨金が出る。
そのためラストスパートで売り切ろうとする9月のハワイ行きチケットの価格帯は全体的に安価傾向となり、販売目標達成が厳しい場合には、採算度外視の格安ツアーが登場したことも。そうしたワケを知れば、渡航費を抑えて、お土産代や食事代にお金をかけられ、旅行上手になれそうだ。
また、この夏は九州旅行しながら熊本地震で被災した九州を復興支援したい方もいるのでは。そんな九州旅行をする人向けのクーポン「九州ふっこう割」が人気だが、売り切れ続出で入手困難なことも。
しかし、ご安心あれ! 今回取材した橋賀さんによると、「LCCの春秋航空日本で成田から佐賀入りし、佐賀空港からレンタカーを借りるとお得に九州旅行ができる」という。
春秋航空日本が毎月7日に発売する成田-佐賀=737円チケットの完売後に登場する3000円チケットが買いやすく狙い目だ。
佐賀空港では9月末まで実施中の「佐賀に泊まって48レンタカーキャンペーン」で48時間のレンタカー代が1000円に。しかも6500円の「九州観光周遊ドライブパス」を使えば、九州の高速道路が乗り放題になる。
※女性セブン2016年9月1日号