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グラビアの巨匠 「女性の撮り方はおまんじゅうで練習せよ」

写真家・渡辺達生氏が語る女性の撮り方

 これまで40年で5000人の美女を撮影してきた写真家・渡辺達生氏が、『おんなの撮り方 渡辺流』(小学館/1512円)を上梓した。“グラビアの巨匠”は、どのように美女を撮ってきたのか? 渡辺氏が語る。

 * * *
 男と女の違いは何か。僕は“丸み”だと思っています。たとえば女性の象徴のひとつであるバスト。いろいろな形がありますが、どんなバストでも、サイズがどうあれ、やっぱり丸なんです。

 もっとよく見ていくと、お尻もそうだし、肩もそう。髪のウェーブ。ウエストのライン。どこにも角張ったところがありません。すべて「曲線」で成り立っています。ということは、“いいおんな”に撮ろうと思ったら、この「丸み」を出せばいい、ということです。

 丸く撮るコツは、逆光を利用することです。順光で撮ると、凹凸が消えてしまうので、丸みを強調することができません。逆光は、カメラ側に影ができ、ものの凹凸がくっきりと浮かび上がります。影を使って、自然と丸みが出てくるのです。

 たとえば、おまんじゅうを撮影するとします。たいていのプロのカメラマンは、おまんじゅうに斜め上から光を当てます。すると、影が丸くでき、おまんじゅうのフォルムもより立体的になるのです。

 女性の撮り方は、基本的にこのおまんじゅうと一緒です。おまんじゅうで、丸みを出す練習をしてみてはどうですか?

※『おんなの撮り方 渡辺流』出版を記念し、スペシャルゲストを招いたトークイベントが9月4日(日)に書泉グランデ(東京・神保町)にて開催予定。

※週刊ポスト2016年9月2日号

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