本誌・週刊ポスト5月6・13日合併号では、老人ホーム紹介業者の相談員の投票による〈この「老人ホーム」がすごい!厳選ランキング関東・関西&東海250〉を掲載したが、関東エリアで1位となったのが「チャームスイート新宿戸山」だ。
地下鉄大江戸線・東新宿駅から徒歩3分の好立地でありながら、エントランスは緑に囲まれた落ち着きある施設だ。周囲に高い建物がないため、5階のダイニングからはスカイツリーが一望できる。同施設では女性コンシェルジュが、現場スタッフの指導、衛生面の品質管理を担当し、施設におけるケアの質を維持・向上させている。月額利用料は21万4200~37万4200円となる。
高級ホームで穏やかな暮らしを送る人たちがいる一方で、年間死者数約130万人のうち3万人が孤独死と推計されている現実もある(2015年のデータ)。
首都圏の老人ホーム情報を紹介するフリーペーパー『月刊あいらいふ』の佐藤恒伯・編集長が語る。
「在宅で介護サービスを受ける場合、ケアマネージャーが介護計画を組みますが、だいたいのケアマネが、担当している30人程度のうち、とくに心配な人が常に1~2人いると話します。そのパターンは共通していて、独居老人でかつ男性という場合。
それまでの生活で掃除・洗濯・片付けなどの習慣がない人で、自宅がゴミ屋敷のような状況になってしまうそうです。元気なうちはそれでも生活できますが、骨折による入院などで少しでも認知機能に衰えが出てくるとすぐに自宅での生活を続けるのが難しくなる」
※週刊ポスト2016年9月9日号