ライフ

悪徳インプラントに騙されないためにはセカンドオピニオンを

セカンドオピニオンの必要性を指摘(二宮威重氏)

「いい歯医者を見つける方法を教えてほしい」という悲鳴が本誌には寄せられているが、実は歯科医選びほど難しいものはない。ニーズは患者によって大きく異なるし、必要のない歯を抜いてインプラント手術を行なう歯科医も存在するので“値段の高い自由診療だから質が高い”とも限らない。歯科業界関係者に聞いた悪徳歯医者を見抜くマニュアルをお届けする。

 12人の歯科医が在籍するクリニックの責任者で、日本口腔インプラント学会に所属する、二宮威重氏(横浜市・中川駅前歯科クリニック)は、インプラント治療でのセカンドオピニオンの必要性を指摘する。

「“インプラント以外に選択肢がない”と言われた時は、セカンドオピニオンを受けるべきです。たとえ、根管治療が難しくて抜歯する場合でも、ブリッジにするとか保険で入れ歯を作るなど、必ず複数の選択肢があるからです」

“インプラント治療しかない”と強引に誘導されていると感じたら、「セカンドオピニオンを受けたいので、診療情報を提供してほしい」と質問してもらいたい。これに対して、CT画像等の診療情報を快く提供しない歯科医は要注意だ。他の医院で強引な誘導が明らかになることを恐れている可能性が考えられるし、患者が無駄に何度もCT検査で被曝することを容認するような歯科医は、医療従事者として問題がある。

 さらに、二宮氏はもう一つのポイントを挙げた。

「インプラント治療は、手術と同じくらいメンテナンスが重要です。放置したままだと、インプラント周囲炎になって、最悪の場合は抜け落ちてしまうからです。したがって、手術ばかりを行なってメンテナンスを疎かにする施設ではなく、手術とメンテナンスの両方の体制が整っている施設を強くお勧めします」

 インプラント手術後に定期的なメンテナンスをやっているか、必ず聞くべきだ。

●文/岩澤倫彦(ジャーナリスト)と本誌取材班

※週刊ポスト2016年9月9日号

関連キーワード

トピックス

24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン
芸歴43年で“サスペンスドラマの帝王”の異名を持つ船越英一郎
《ベビーカーを押す妻の姿を半歩後ろから見つめて…》第一子誕生の船越英一郎(65)、心をほぐした再婚相手(42)の“自由人なスタンス”「他人に対して要求することがない」
NEWSポストセブン
ネット上では苛烈な声を上げる残念な人がうごめいている(写真/イメージマート)
ネットで見かける残念な人たち…「朝ドラにイチャモン」“日本人じゃないと思う”の決めつけ【石原壮一郎さん考察】
NEWSポストセブン
荒川区には東京都交通局が運行している鉄道・バスが多い。都電荒川線もそのひとつ。都電荒川線「荒川遊園地前」そば(2020年写真撮影:小川裕夫)
《自治体による移動支援の狙いは》東京都はシルバーパス4割値下げ、荒川区は実質0円に 神戸市は高校生通学定期券0円
NEWSポストセブン
阪神の主砲・佐藤輝明はいかにして覚醒したのか
《ついに覚醒》阪神の主砲・佐藤輝明 4球団競合で指名権を引き当てた矢野燿大・元監督らが振り返る“無名の高校生からドラ1になるまで”
週刊ポスト
韓国整形での経験談を明かしたみみたん
《鼻の付け根が赤黒く膿んで》インフルエンサー・みみたん(24)、韓国で美容整形を受けて「傷跡がカパッカパッと開いていた…」感染症治療の“苦悩”を明かす
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
「戦争から逃れてアメリカ移住も…」米・ウクライナ人女性(23)無差別刺殺事件、犯人は“7年間で6回逮捕”の連続犯罪者
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《眞子さんが見せた“ママの顔”》お出かけスリーショットで夫・小室圭さんが着用したTシャツに込められた「我が子への想い」
NEWSポストセブン
大ヒット上映を続ける『国宝』の版元は…(主演の吉沢亮/時事通信フォト)
《映画『国宝』大ヒット》原作の版元なのに“製作委員会に入らなかった”朝日新聞社員はモヤモヤ  「どうせヒットしないだろう」とタカをくくって出資を渋った説も
週刊ポスト
米マサチューセッツ州で18歳の妊婦が失踪する事件が発生した(Facebookより)
【犯人はお腹の子の父親】「もし私が死んだらそれは彼のせい」プロムクイーン候補だった18歳妊婦の失踪事件「# findKylee(# カイリーを探せ)」が最悪の結末に《全米に衝撃》
NEWSポストセブン
不倫の「証拠」にも強弱がある(イメージ)
「不倫の“証拠”には『強い証拠』と『弱い証拠』がある」探偵歴15年のベテランが明かすまず集めるべき「不貞の決定的証拠」
NEWSポストセブン
違法賭博胴元・ボウヤーが激白した「水原と大谷、本当の関係」
《大谷から26億円送金》「ヘイ、イッペイ。翔平が前を歩いてるぜ」“違法賭博の胴元”ボウヤーが明かした「脅しの真相」、水原から伝えられていた“相棒の素顔”
NEWSポストセブン