ちなみに許キン選手に競り勝った直後の視聴率は23.4%を記録。リオ五輪の中継での最高視聴率、男子マラソンの23.7%に肉迫する盛り上がりを見せた。水谷選手の熱情は確かに日本にいる私たちのもとに届いた。

「『卓球は地味&根暗』は悔しいけれど、みんなの本音。特に五輪前にはそれが現実だったと思うんです。だけど決勝の大舞台で中国との1戦に勝てて、メダルをつかみ取れたことで卓球熱が一気に爆発して、みんなの脳裏に卓球が残ってくれる気がする。いつもは五輪と一緒に波も去ったけど、今回は一気にバーッと突き抜けた感があります」

 実際、じわじわと卓球人気に火がついている。全国45施設で卓球スクールを展開するミズノでは、体験教室に子供たちの姿が増えたという。

「子供だけでなく、けがが少なくひざや腰への負担が軽いため、卓球は中高年層のかたがたにも人気なんです。ランニングやテニスなど体力的にきついと思われる運動より、自分の体力に合わせて楽しめることも人気の理由です」(ミズノ広報宣伝部・石川貴之さん)

 今回、53才の現役選手(ルクセンブルク女子代表・ニシャリャン)がいたことでも話題になった卓球。選手人生は長い。

「40まではトップを張りたい。卓球をやっている時がいちばん幸せだし、『生きている』って実感できるんです。最近、2才の娘が卓球にちょっと興味を持ち始めたんです。それがとてもうれしい。妻も卓球部の後輩なので、家族3人でラリーをする日が待ち遠しいです」

※女性セブン2016年9月15日号

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