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ゴルフプロも顔負けのバックスピン体験ができるウェッジ

溝規定違反のウェッジの実力は?

「異次元のプレーが体感できる」と売り切れが続出しているのが「ルール不適合」のゴルフグッズだ。

 日本ゴルフ協会(JGA)が定めるルールに違反しているギアのことで、プロツアーはもとより、アマチュアの大会や会員制ゴルフクラブの月例競技会などでも使用できない。

 しかしこれは、多くのゴルファーにはまったく関係ないことだ。仲間内でラウンドする分には何も問題ない。飛距離もスコアも確実に伸びて、さらにラウンドが楽しくなるゴルフグッズを紹介しよう。

 製造販売元「オリジナル」が手がけるランニングウェッジ『ギテン69チッパー』(1万円)も違反グッズでありながら、正確なアプローチを可能にすると大人気だ。スイング中に右手(利き手)に余計な力が入らないように設計されている太い円筒状のグリップが特徴だが、それが規定違反。

 ロフト36度モデルのフェースは両面打ちができるため、木の根元など、障害があって通常のスタンスが取れないような場合に威力を発揮する。

 また、ワークスゴルフが販売している『ダイナ高回転ウェッジ』(1万9980円)も面白い。ウェッジのフェースはまさに「溝だらけ」。通常の2倍となる32本の角溝が刻まれ、とにかくスピンがかかるのだ。距離感は保証できないが、プロ顔負けの“バックスピン体験”が可能なのは間違いない。

「オリジナル」の『ブンドッキーパター』(1万8000円)は、ヘッドが分度器のような形状になっており、アルミニウム合金でできている。手を離すと自立するのも大きな特徴だ。そのため、パターから手を離し、直立したパターとカップとを結んで、あらゆる位置から距離やラインを確かめることが可能だ。

 ホクシン交易が手がけるのは、OB知らずの短尺ドライバー『ターナー・トゥルースピードII』(1万8333円)だ。シャフトが38インチと、通常のドライバーよりも6インチ以上短い。これは5番アイアンの先にドライバーヘッドがついているようなものだから、“安心感”は相当増す。フェアウェイをキープしやすいのが売りだ。

 同じくホクシン交易が発売する『水平器マーカー』(1600円)がこれまた凄い。グリーン上でボールをマークすると同時に、グリーンの傾斜を測ってくれるのだ。

「マークした際、傾きのある方向に気泡が移動する仕組みとなっています。建築資材を作る会社に特注した水平器です」(ホクシン交易担当者)

 ただし、ボールをマークした周辺の傾斜を測るだけで、カップ付近の傾斜までわかるわけではない。

「2メートル前後の距離の時に威力を発揮します。もちろんプレーを補助する器具なのでルール違反です」

※週刊ポスト2016年10月7日号

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