◆原発

 原発政策についても神社新報は意見を表明している。福島での事故から4か月後の平成23年7月11日付「論説」では、原発停止の権限がない菅直人首相(当時)が浜岡原発を止めたことを痛烈に批判。〈再生エネルギー法案を口実に、早くも次の総選挙で原発の是非を問ふ魂胆らしいが、甚だ危険だ〉と指摘している。

 実際にその通りになったが、民主党(当時)は惨敗し、自民党に政権交代した。その後、原発についての言及が少ないことを鑑みると、エネルギー政策に関心があるというよりも、親自民、アンチ民進の表れだったのかもしれない。

◆山の日

 最近の記事で興味深かったのは、平成28年8月22日付の「論説 初めての『山の日』 祝日の意義を考へる機会に」である。祝日の制定は、当該事象に関連ある日付が選ばれてきたが、山の日は〈「八」を山の形に、「11」を林に見立てたといったこじつけのやうな説明も仄聞される〉と述べている。

 神道では山に対する信仰が重要な意味を持ちうるので、適当な決め方は許しがたいということか。

※SAPIO2016年11月号

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