本誌もまた同じ気持ちでいる。1991年のデビューから彼らを取材し続け、さまざまな形で誌面を彩ってくれた。年末へ向けてカウントダウンが始まるなか、本誌は彼らとともに良いときも悪いときも過ごしてきたファンの25年を振り返りたい。
ファンの間で有名な写真がある。それは、デビュー20周年となった2011年に、ファンに贈られたパスケースに入っていた1枚のSMAPの写真だ。
20年以上前からSMAPを追っかけ、長男(26才)、長女(24才)とともに一家で彼らを応援し続けてきた高橋直美さん(仮名・51才)が言う。
「子育て中にもSMAPは、本当によく聴いていました。私の両親もまだ小さな子供たちも、みんなで楽しめる曲ばかりで。リオ五輪でも『ありがとう』が使われていましたけど、『世界に一つだけの花』とか、すべてが私たち家族の共通言語でした」
高橋さんにとって、この1枚こそ「SMAPそのもの」
「今から5 年前なので、もう世間一般では中年のおじさんですよね。でも私は、この写真を見て、改めて“すごいなぁ”と思ったのを覚えています。もちろん若い時も素敵なんですけど、いくつになっても“今が最高にカッコいい!”と思わせてくれる存在って、なかなかいないですよね。私も年を重ねていくなかで、すごくパワーをもらえた。だから、50代の5人が見たい。還暦の5人が見たいです」(高橋さん)
※女性セブン2016年11月3日号