「錦織は日清食品やユニクロ、アディダスなど15社と契約を結び、賞金以外のそうしたスポンサー料が3000万ドル(約32億円)あると『フォーブス』は報じた。ユニクロとの契約内容は公表されていませんが、毎月1億、年間12億円ともいわれ、ラケットのウィルソンとは生涯契約というのが定説です」(代理店関係者)
このあたりの稼ぎの差には競技の特性が出る。
『フォーブス』の長者番付では世界ナンバー1はサッカーのクリスチアーノ・ロナウドで年収8800万ドル(約95億円)。テニス選手の最高位は4位フェデラーの6780万ドル(約73億円)、ゴルフでは8位ミケルソンの5290万ドル(約57億円)となる。
一方、MLBの野球選手は現役最強左腕の呼び声高いドジャースのC・カーショーの33位(3200万ドル=約34億円)が最高。
プロスポーツ契約に詳しい代理店関係者は「ゴルフやテニスは賞金の10~20倍のスポンサー契約料が加算される一方、野球選手はウェアや帽子などのロゴで個人契約が結べないから年俸は高くても上位に来ない」と解説する。
3人のなかで大谷が一番“稼げないスポーツ”を選んだということだ。
※週刊ポスト2016年12月2日号