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知られざる屋台のルール、博多の屋台は原則一代限り

東京と博多でも屋台のルールは違う

 ドラマ『Chef~三ツ星の給食』(フジテレビ系)で天海祐希(49才)演じる天才シェフ・星野光子が、フレンチのフルコースの屋台を出店し、それがネットで話題に。ドラマでは、「屋台は1品というルールがある」と警察に通報されるシーンがあり、それを見て、“えっ? ダメなの!?”という声も多かった。

 私たちが知らざる屋台の経営上の掟を紹介。知っておくとさらに屋台への知識が深まるはず。

●キッチンカーを使った移動販売を始める場合は、各都道府県の保健所が発行する食品衛生責任者の資格と、車(お店)に対しての営業許可が必要。

 食品衛生責任者資格の有効期限は自治体により異なるが、営業許可証は主に3つの業態(飲食店営業、菓子製造業、喫茶店営業など)とも有効期間は5年間だ。

●東京都の屋台の場合、給水タンクの容量で品数が決まる。

「40リットルなら1品、80リットル以上なら2品以上出せるという保健所のきまりがあります。ただ、リアカーや小さめの軽自動車だと水の量も40リットルというところがほとんど。そうなると1品しか提供できなくなります」(たこ焼き専門移動販売店主・平山晋さん)

●博多の屋台は原則一代限り

 福岡市の条例で屋台は原則一代限り。これは権利を金銭で他人に譲渡しないためだという。

「例外として一親等、つまり自分の子供には1回だけその権利を渡すことができます。跡継ぎがいない場合は、その代で廃業となります」(福岡県移動飲食業組合連合会・白石幸生さん)

※女性セブン2016年12月22日号

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