芸能

不可解すぎるASKAの言動 釈放時の不敵な笑みの意味は?

改めて何を語るのかに注目が…

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、再逮捕されるも釈放されたASKAの深層心理を読み解く。

 * * *
 覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されていたASKAが、不起訴処分となって釈放された。尿鑑定で覚醒剤の陽性反応が出た液体が、本人の尿であると立証できず、東京地検は容疑不十分と判断。逮捕前から無実を主張していたASKAは、釈放されると、すぐに「無罪です。すべての行動には理由があります」と意味深な言葉をブログにつづり、翌日には尿と偽ってお茶にすりかえたことを公表した。

 検尿で警察をあざむいたことになるが、湾岸警察署を釈放された時、ASKAは確かに、自分が嘘をついたというサインを仕草で見せていた。

 黒のパンツに黒のVネックのシャツ、グレーのジャケットをはおったASKAが、湾岸警察署の玄関に姿を現す。2人の警察官に付きそわれてガラス扉を出てくると、待ちかまえていた報道陣を見て一度小さく頷き、口元に笑みを浮かべながら軽く頭を下げた…ように見えた。

 しかし、この時のASKAの表情や仕草をスナップショット的によく見てみると──。

・ジャケットの前のボタンを2つとも留めている。
・唇をきっちりと固く閉じたまま、左側の口元にだけ笑みを浮かべている。
・顔がうつむきかげんになり、やや斜め横を向いている。
・視線が横目使いになっている。
・眉がわずかに上がっている。
・ポケットに手を入れている。

 これらの仕草を総合すると、私は何かを隠している、嘘をついている、というメッセージと読み取ることができる。

 相手をだまそう、あざむこうとする時、人が隠そうとするのは真実と、その時に生じるだろう感情だ。不安感や罪悪感を感じながら「隠したい」、「隠さなければ」と嘘をつくこともあれば、「一杯食わせてやろう」、「だましてやろう」と嘘をつくこともある。だが、どちらの場合にしろ、嘘をつこうとすると、それは仕草となって表れるものだ。
 
 まず、ASKAはジャケットのボタンをきちんと留めていた。報道陣の前に出て写真を撮られるのだから当たり前、と思うだろうが、ここにも意味はある。ジャケットのすべてのボタンをきちんと留めるというのは、内面を見せたくない、寄せ付けたくないという心理の表れ。逮捕前の報道に、「マスコミのフライング」とブログに書き込んでいたことからも、本人だけが知る真実とは異なる報道が流れることを、歯がゆく思っていたのだろう。

 ASKAが見せた笑みも、嘘をついている根拠の1つだ。唇をまっすぐに結んで歯を隠した笑みは、秘密がある時に出やすいもの。意識して作った偽りの笑みの場合、笑顔は顔の下半分だけに表れやすく、目元が緩むことも目が笑うこともないのだ。

 さらにASKAは、左側の口元だけを歪めた。なんとも不敵な笑みではないか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
尹錫悦前大統領(左)の夫人・金建希氏に贈賄疑惑(時事通信フォト)
旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月
週刊ポスト
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン