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キッチン、お風呂、トイレ――水回りの掃除のポイント

水回りの掃除のポイントを解説

 大掃除もそろそろ締めくくり。毎日使う水回りでは、落としきれなかった汚れが層になって蓄積。カビや細菌などの温床になっている。この際しっかり落としきろう。

◆キッチンのポイント

 キッチンの大掃除というと、換気扇の油汚れがまず思い浮かぶが、キッチン汚れは食べ物由来のたんぱく質汚れと水あかが中心だ。

「時間に余裕がないなら、目で見える部分をまずきれいにするべきです。コンロまわりの油汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤で中和させて落とします。熱も有効なので、五徳など取り外しできるものは、お湯に洗剤を溶かして浸けておくと、落としやすくなります。シンクの水あかはアルカリ性なので、酸性洗剤で。蛇口をメラミンスポンジなどで磨いて光らせると、掃除した感がアップします」(ホームコンシェルジュ・新井久美子さん)

 悪臭の原因である排水口の奥もチェックして。

◆お風呂のポイント

 黒カビ除去が重要なお風呂。カビ取り剤の大半は「混ぜるな危険」の塩素系漂白剤。取扱いに注意が必要だ。

「何度掃除してもすぐに黒カビが生えるなら、見えないところに、黒カビだまりがあるのかもしれません。上から黒カビの胞子が降り注がないよう、天井や換気扇もチェックしましょう。黒カビが落ちにくくなったバスグッズは、思い切って買い替えて」(新井さん)

 水あかは、アルカリ性なので、酸性洗剤を使うか、メラミンスポンジなどを使って落とすといい。

◆トイレのポイント

 便器まわりをきれいにするのは当たり前。大掃除では、空間全体を拭き上げることが大切だ。

 トイレットペーパーを頻繁に使い、空気の動きが少ないトイレは、ホコリがたまりやすい場所。便器の裏や床の四隅はもちろん、天井の換気扇周りのホコリもしっかり除去したい。

「目に見えない汚れとホコリが結びつくと雑菌が繁殖。においのもとになりやすい。トイレ用掃除シートがない場合は、マイクロファイバークロスで磨くつもりで拭き上げて」(新井さん)

※女性セブン2017年1月5・12日号

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