「ここだけの話、大きな方針転換はしていません。サイトの炎上を回避するためにより巧妙なコピペ対策や記事執筆マニュアルの改正を行っている現状です。ライターとの意思疎通も徹底して信頼関係を築いていますし、悪いことをしているという意識はないですね。そのため、ある程度の期間は安定した収益を維持しながらしのぐことができると考えています。
ただしキュレーションの印象も悪くなっているので、このビジネス一本ではキツい。DeNAのメディアが復旧するまでの間に、キュレーションメディア以外の新しい事業を考えたいと思っています」(B氏)
大手メディアほど自浄作用が期待できる反面、中小メディアの中にはまだまだ利益優先で信頼性の低い記事を出し続けているところもあるようだ。「WELQ」炎上をきっかけにしたキュレーションメディアを巡る騒動は、まだ完全に終結したわけではない。